モバイルキーボードのゴール:ThinkPad トラックポイント キーボード II レビュー

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  • author 三浦一紀
モバイルキーボードのゴール:ThinkPad トラックポイント キーボード II レビュー
Photo: 三浦一紀

キーボード界の2 in 1。

本日、Lenovoからワイヤレスキーボードの新製品「ThinkPad トラックポイント キーボード II」が発表されました。このキーボードは、LenovoのノートPC「ThinkPad」シリーズのキーボード部分だけを独立させたものです。

キーボード好きならばご存知のことと思いますが、ざっくり説明すると、ThinkPadはノートPCのなかでもキーボードの打鍵感にこだわっているのが特徴。その打ち心地はノートPCのなかでは群を抜いて素晴らしいものです。このキーボードでタイプしたいからThinPadを使い続けているという人も多いはず。僕もThinkPadを使っていました。

ThinkPadの打鍵感をあらゆるPCで体験できるこのキーボード。一足早くお借りできたので、レビューしていきたいと思います。

ThinkPad トラックポイント キーボード II

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Photo: 三浦一紀

これは何?:ThinkPadシリーズのキーボード部分を独立させたワイヤレスキーボード。

価格:1万4500円(税別)。

好きなところ:ThinkPadそのままの打鍵感とホームポジションを崩さすカーソルが使えるトラックポイントの存在。

そうでもないところ:角度調整が1段階しかない。

2台の端末と接続して切り替えて使用可能

「ThinkPad トラックポイント キーボード II」は、基本的には前モデルを踏襲していますが、本体のデザインがややシャープになっています。見た目的に違うところはそれくらいですが、使い勝手はかなり向上しています。バッテリー駆動時間が約2倍の約2カ月になったこと、充電端子がUSB-Cになったこと、Bluetoothだけではなく2.4GHzのUSBドングルを使った無線接続にも対応するなど、細かいところで使いやすくなってます。

Bluetoothと無線の2系統での接続ができるようになったので、2台の端末と接続して使えるようになりました。本機はWindowsとAndroid 8.0以上に対応しているので、Windowsマシンと無線接続、AndroidスマホやタブレットとBluetooth接続をすれば、本体のスイッチで2台を端末を切り替えて使用することができます。

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側面にはスイッチボタン。
Photo: 三浦一紀


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上面にはBluetoothと2.4GHz無線の切り替えと、Windows・Androidの切り替えがある。
Photo: 三浦一紀


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無線レシーバーは本体に収納可能。気が利いてる。
Photo: 三浦一紀


本体は490gと軽量、そしてスリムなボディとなっているので、タブレットとの相性はバツグン。僕はSurface Pro 7と組み合わせて使っていますが、ちょっと移動するときなどはタイプカバーのように一緒に持ち歩けて便利です。

打鍵感は言うことなし! ただ爪が長い人は向いてないかも

肝心の打鍵感ですが、これはもうThinkPadそのもの。あの「ノートPCなのに、何これ打ちやすい!」という感じそのままです。キー自体はそれほど厚みはないんですが、キーピッチ19.05mmに加え約1.8mmのキーストロークは十分な打鍵感を味わえます。あと、打鍵音が静かなのもいいですね。

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キーストロークは約1.8mm。見た目よりもしっかりとした打鍵感はThinkPad譲り。
Photo: 三浦一紀

ただし、ひとつだけ注意点が。爪が長いと入力するキーの上段のキーに当たってしまいがちです。僕は右手だけ爪を伸ばしているんですが(アコースティックギターを弾くため)、「i」のキーを押そうとすると数字の「8」や「9」を押してしまうということがよくありました。まあ、これはこのキーボードに限らず、ノートPCのような浅めのストロークのキーボードだとだいたいそうなるんですけどね。

トラックポイントがあればマウス不要!

このキーボードのもうひとつの特徴。それはキーボード中央にある赤い丸。通称「赤ポチ」なんて呼ばれている「トラックポイント」です。この赤い丸の部分を人差し指でぐりぐりって操作をすると、カーソルが動きます。クリックなどは下部のボタン類で行ないます。

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トラックポイントは慣れるとかなり快適。右手をマウスに伸ばさなくていいのがうれしい。
Photo: 三浦一紀

これ、僕好きなんですよね。普段MacBook Proを使っているからなのか、マウスに手を伸ばす行為がダメなんですよ。右手が非常にだるくなっちゃうんです。でもこのキーボードなら、ほぼホームポジションを崩さずにカーソル操作ができます。マウスを一緒に持ち歩く必要がないというのはありがたい。この赤い部分は形状が違うものが別売りで用意されているので、お好みのものにできるのもいいですよね。

macOSでも動作可能

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MacBook Proに乗せて使用しても違和感なし。非公式だがちゃんと使える。
Photo: 三浦一紀

試しにメインマシンのMacBook Proでも使ってみたんですが、ちゃんと使えました。ただし、複数のキーボードを接続していると動作が遅くなるので注意。また当たり前なんですが、キートップの表示はWindows仕様のままなので、そこら辺がガマンできれば使えます。ただ正式にサポートされているわけではないので、自己責任でお願いします

スタンドの角度が1段階しかない

正直、借りた時点で「これ買いたいんですけど…」って思っていました。今でもそう。というか買う。

でも、強いて不満点を挙げるとすればスタンドですかね。底面に角度を変えられるスタンドがあるのですが、こちら角度調整が1段階だけなんです。そんなに急角度にしたいわけでもないんですけど、もう1段階低めに設定できたりするとさらによかったかななんて思いました。

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背面にあるスタンド。赤いワンポイントがかわいい。
Photo: 三浦一紀


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角度調整は1段階。横にチルトアップさせるのも新鮮。
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スタンド未使用時。真っ平ら。
Photo: 三浦一紀


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スタンド使用時。やや傾斜する。
Photo: 三浦一紀


在宅勤務により、メールやチャットでのコミュニケーションが増え、キーボードでの文字入力する機会も多くなっているかと思います。毎日触るものですから、ちょっと奮発していいキーボードにすると仕事の効率がアップすると思いますよ。

あと、トラックポイントはほんとクセになるので逆に注意。もうマウスに戻れなくなる可能性があるので、一生トラックポイントと添い遂げる覚悟が必要かもしれません。

こちら本日から発売開始。さあ、買った買った!

まとめ

・キーボード界では珍しい2 in 1。

・ThinkPadのあの打鍵感と操作感を手軽に楽しめる。

・ThinkPadのロゴがかっこいい(Lenovoのロゴもちゃんとあるよ)

・薄形ボディだけど実は堅牢。

・対応OSはWindowsとAndroid 8.0以上だけど、Bluetoothで接続できる端末ならたいてい使える。

欲しい。

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