テスラ「サイバートラック」のライバル? ニコラの爆速EVピックアップ「BADGER」

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  • author 岡本玄介
テスラ「サイバートラック」のライバル? ニコラの爆速EVピックアップ「BADGER」
Image: NIKOLA

車名のロゴマークも意識してる感じ。

イーロン・マスクのTesla(テスラ)は、発明家ニコラ・テスラが社名の由来というのは知られた話かと思います。ですが一方で、同じ由来のNikola(ニコラ)というEVメーカーも存在するって、ご存知でした?

EVピックアップ「BADGER」

そのニコラが、Cybertruck(サイバートラック)をライバル視していそうな新型ピックアップ、「BADGER(バジャー)」を発売します。SLASH GEARいわく、予約は6月末に開始するとのことで、これから大いに注目を浴びそうです。

穴熊という意味の「BADGER」は、リチウム電池と水素8kgを使った120kWの水素燃料電池を搭載しており、ピークHPは906馬力で航続距離は約965km、そして時速0~100kmに到達するまでたったの2.9秒という爆速っぷりです。気になるお値段は安くて6万ドル(約644万円)から、以降オプションに応じて9万ドル(約965万円)になるだろうとのことです。

テスラのサイバートラックは、未来的でロータス「エスプリS1」に影響を受けた形をしていますが、バジャーはアメリカで一番売れているというピックアップ型で勝負、ということなのでしょう。ちなみに、かつてはテスラを出し抜いたRIVIAN(リビアン)から、EVピックアップの「R1T」が登場したこともありました。

コラ画像から夢の1台が具現化するかも?

ニコラは、ファンたちから理想のカスタムバジャーの画像を募集しており、もし気に入られればオプションなどで採用されるとのことです。顧客にオープンな姿勢は、イーロン・マスクと同じですね。

イーロン・マスクは水素燃料電池が嫌い

かつてイーロン・マスクが、「呆れるほどバカげている」とコキ下ろした水素燃料電池。これは水素を空気中の酸素とを化学反応させる発電機のことを指します。

CNET Japanいわく、トヨタのエンジニアの話ではリチウム電池は一晩かけて充電するくらいが丁度良く、普段から急速充電をするのは電池の劣化を早める使い方だ、とあります。そして充電するための発電には従来の原子力や天候に左右される太陽光、Co2を排出する火力などに頼らねばいけません。しかし水素なら化学反応で直接電気を得られるので効率が良く、さらに排出するのは水蒸気だけで環境に優しく、充填時間が短いというメリットもあります。

CNBCでは、水素燃料電池はAmazonやウォルマートなど全米の配送センターにて2万3,000台以上のフォークリフトが燃料電池で稼働していると伝えています。乗用車ではマイナーかもしれませんが、実はとても実用的で、経済産業省の資源エネルギー庁でも、世界の取り組みや今後の拡大について紹介しているほど。

果たしてイーロン・マスクはどこまで正しいのでしょうか? ニコラが水素燃料電池を搭載しているのも、そのイーロンに勝負を挑んでいる証なのかもしれませんね。

Source: Instagram via NIKOLA" target="_blank">NIKOLA via SLASH GEAR
Reference: CNBC, 資源エネルギー庁, CNET Japan

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