えー辞めちゃうの? BoseがスマートサングラスなどのAR部門を閉鎖

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  • author ヤマダユウス型
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えー辞めちゃうの? BoseがスマートサングラスなどのAR部門を閉鎖
Photo: ギズモード・ジャパン

さらば、音のAR。

スマートメガネの新たな可能性としてワクワクさせてくれた、BoseのAR事業が撤退を決定したと報じられています。音のARとも表現され、意欲的な「Bose Frames」などがあったんですけどねぇ。

米Gizmodoによると、コンシューマエレクトロニクス部門上級副社長のJohn Gordon氏が2019年6月に退職し、2020年4月にはBose AR SDKのパブリックベータの終了が発表されました。他にも複数のARチームが春に会社を辞めたとのことで、AR部門を畳む準備は着々と進んでいました。今年7月にはサードパーティアプリ開発のサポートも終了します。

同時期、BoseのウェブサイトではARについての言及が削除され始めました。目立つように配置されていたARについての表示は無くなり、ARアプリ関連のURLはヘッドフォンの製品ページにリダイレクトされています。「Bose Frames」などは現在も購入できますが、ARについての言及はありません。

Boseの広報担当者は「幅広い日常的な使用ではなく、特定のユースケースには適していたが、Bose ARは思い描いていたものにはならなかった」と述べています。音が聞こえるメガネというアプローチ自体は、悪くなかったと思うんですけどね。

2018年頃でしたっけ、Bose ARが登場したのは。音のARという斬新な表現は、なんとも想像力を掻き立ててくれたものです。音声ナビとか便利な面もあったものの、時代が早かったか。

Source: Gizmodo