スムーズなフレームがスタイリッシュ。
台湾のeバイクメーカーGogoroから、流線的なパイプフレームが目を引く、クロスバイク型eバイク「Eeyo 1」と「Eeyo 1s」が発表されました。
12kgを切る軽さ
これはケブラー素材の強化カーボンファイバーを使ったおかげで、11.8kgという軽さを実現し、後輪ハブモーターによりアシストが時速30km、123.4 Whバッテリーで航続距離最大88kmが走れる電動アシスト自転車です。
Crafted without compromise from ultralight carbon fiber.
— Gogoro Eeyo (@eeyobike) 2020年5月28日
The 1s weighs just 26.4 pounds. pic.twitter.com/r8dT15Fqul
88kmの航続距離は省エネモード時ですが、スポーツモード時は64kmになるとのこと。またバッテリーは取り外して屋内で充電できるだけでなく、持ち運びができる小型充電器があるので、出先で充電も可能。ハブに挿して使います。
搭載テクノロジー
ハブモーターは「Eeyo スマートホイール」と呼ばれ、この小さな空間にモーターと充電池とトルクセンサーが詰め込まれています。軽量化にも貢献。
We've condensed a battery, motor, and sensors into the compact Smartwheel. pic.twitter.com/qkZCSDNa5R
— Gogoro Eeyo (@eeyobike) 2020年5月28日
またバッテリー残量が少なくなっても,目的地まで省エネモードでなんとか持たせてくれるスマートさを持ち、チェーンではなく「Gatesカーボン・ドライブ」というベルトドライブがグリスを不要にし、円滑で安定した運転を提供します。
You’ll feel like you’re riding a bike, not a battery. pic.twitter.com/tAdjcrP477
— Gogoro Eeyo (@eeyobike) 2020年5月28日
アプリとファームウェアが随時更新
「Eeyo 1」は専用アプリとBluetooth接続しており、持ち主が離れると自動的に施錠されるとのこと。また無線でファームウェアの更新が行なわれ、今後ヘルストラッカーとの接続や走行データの分析機能などもアプリに追加予定だ、とNEW ATLASが伝えています。
We redesigned the #ebike from the road up. pic.twitter.com/5wYPUXqBRr
— Gogoro Eeyo (@eeyobike) 2020年5月28日
「Eeyo 1」誕生のきっかけ
Gogoroは2015にスクーター型のEVバイクを発表し、台湾国内1,691カ所に充電池の充電ステーションを設置しました。バイクの充電が切れそうになったらステーションにあるフル充電のものと交換できる交換式バッテリーを採用した企業です。
バッテリー交換は1日になんと20万回も行なわれているそうな…。しかしながら、ユーザーの中にはスクーターで需要を満たせない人もいたことから、eバイクの生産も視野に入れたのだそうです。
安くはないが軽い
6月発売の「Eeyo 1」は12.5kgで3,899ドル(約41万8000円)。12kgの「Eeyo 1s」は4,599ドル(約49万3000円)のお値段です。「Eeyo 1」はシートポストとハンドルバーとリムが合金なのに対し、「Eeyo 1s」はそれらがカーボンファイバー製というのが違いとなっています。
The wait is finally over.
— Gogoro Eeyo (@eeyobike) 2020年5月28日
Say hello to Eeyo 1 — ultralight and designed to zip through the city. ⠀
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See more at https://t.co/7dGErcr8ywpic.twitter.com/7J53B8L7M5
自転車で走れない階段などは、ヒョイっと担ぐこともできます。家から目的地までドア・ツー・ドアで移動する人にはうってつけのeバイクって感じですね。
Source: Twitter, YouTube via Gogoro via SLASH GEAR, NEW ATLAS, electrek