Facebook、政治広告の表示回数をユーザー自身で「減らせる」オプションを追加

  • author そうこ
Facebook、政治広告の表示回数をユーザー自身で「減らせる」オプションを追加
Image: Twin Design / Shutterstock.com

大統領選挙を控えたアメリカで実施。

Facebookが、ユーザー自身が政治広告の表示頻度を設定できるオプションを追加しました。すでにこれはローンチされており、数週間かけてアメリカ国内の全ユーザーに公開していくとのこと。自身のフィードに表示された政治広告から、ユーザーはその広告主、なぜ自分のフィードに表示されているかを確認でき、さらに広告の表示頻度を減らすこともできます。広告設定ページから、広告トピック(この場合は政治)ごとに、表示回数を減らすことも可能。また、Facebook傘下のInstagramでも同様のオプションが追加されます。

Video: Facebook

各SNSの政治的発言への対応

今年は大統領選挙の年で、例年以上に政治的発言、政治家の発言はセンシティブな問題。SNS各社もさまざまな対応を見せています。Twitterがトランプ大統領のツイートに(ついに)偽情報警告を表示したかと思えば、Snapchatは、人種差別デモに関連してトランプ大統領のアカウントのプロモーションを停止しました。政治広告でいえば、Twitterが去年、「お金を払われると文句言えなくなる」ことを理由に政治的広告を世界的に全削除しました。

一方、Facebookは、偽情報も表示できてしまうと、その広告ポリシーをジョー・バイデン氏から公に批判されています。確かにFacebookの政治面での対応は甘いというか、緩いというか、はたまた自由だと評価すべきか…。

Facebookは「投票率を上げることが役割」と主張

しかし、ザッカーバーグCEOには、ザッカーバーグCEOなりの信念がありまして。いわく、票を競う側の言い分を知ってこそ責任を果たせるのだと。つまり、候補者のことを知らなければ投票できないし、知らずに投票しては意味がないのだと。ザッカーバーグCEOは「投票は声をあげること」だとし、政治広告を排除するよりも、政治コンテンツを活かして投票をうながし、投票率をあげることこそがFacebookの役割だと考えているのです。現に、Facebookは「Voting Information Center」という投票用コンテンツを立ち上げ、各地の投票日や場所、投票方法などの基本情報をまとめて発信しています。

とはいえ、扱いの難しい政治広告。ユーザーに表示頻度を減らす選択肢を与えるという今回のFacebookの対応は、ギリギリの苦肉の策であり、選挙におけるデジタル戦略が当たり前になってきた現代でのひとつの答えだと思いました。

Source: USA Today, The Verge




    あわせて読みたい