Github、人種差別を連想させるコーディング用語の見直しへ

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Github、人種差別を連想させるコーディング用語の見直しへ

PythonGitlabも。

Microsoft(マイクロソフト)が所有するソフトウェア開発プラットフォームのGithubが、人種的な配慮に欠けると批判されてきたコーディング用語を見直す方針を発表しています。

より包括的なプログラミング用語へ

現在、Githubが取り組んでいるのは、長らく使用されてきた“master”(マスター)や “slave”(スレーヴ)といったプロセス間の関係を示すプログラミング用語。

Google ChromeのデベロッパーであるUna Kravetsさんは、“master”(マスター)を“main”(メイン)に変更し、Githubが製品への実装を進めることをツイートで提案。GithubのチーフであるNat Friedmanさんがそのアイデアに賛同し、すでに取り組んでいることをリプライで明かしています。

米GizmodoがGithub広報に確認したところ「3つの変化を起こすため、Gitプロジェクトや他のバージョン管理ベンダーと共に積極的に取り組んでいます」と詳細を明かしています。それによると3つの変化とは次の通り。

(1) 新規リポジトリでデフォルトのブランチ名を‘master’から変更する

(2) すべての新規リポジトリで、自分のデフォルトのブランチ名を簡単に選択できるようにする

(3) 既存リポジトリでデフォルトのブランチ名を変更する方法について、ユーザー向けのガイダンスやツールをリリースする

BLMを受け、業界が動き出している

今回のGithub用語の見直しが行なわれた背景には、ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが亡くなった件を機に、構造的な人種差別や警察の残虐行為を終わらせるよう求める全国的な抗議活動があります。これに応じて、シリコンバレーの各企業がBlack Lives Matter運動を支持するイニシアチブを実装すべく動き出しました。

今回、見直されている用語は長い間批判されていましたが、GithubのほかPythonも非攻撃的な用語への切り替えに着手していること、さらにGitlabが最初のイテレーションに取り組んでいて、ユーザーが自分のデフォルトのブランチ名を選択できるように動いていることを明かしています。

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