今、みんなが最も欲しい機能。
在宅ワークで、モニターや椅子を買いそろえていくら環境を整えたとしてもどうにもならないのが、周りの音。ノイキャンマイクを持つヘッドセットを使えばある程度対応できるシーンもありますが、それにも限度あり。ということで、ビデオ会議プラットフォームで今最も求められているのが、ユーザー以外の声=周辺音を自動で消す機能です。
ビデオ会議に急速にめっちゃくちゃ力をいれているGoogleが、早くもノイキャン機能を搭載、G Suite有料ユーザー向けに提供をスタートしました。
ネタ元のVentureBeatで、GoogleのG SuiteディレクターSerge Lachapelle氏がノイキャン機能のデモを行なっています。人工知能によるノイキャン機能は、Googleが社内会議を活用しAIに学習させ1年半かけて開発してきたもの。デモ動画では、ポテトチップスなどの袋ガサガサ音や、ペンのカチカチクリック音、グラスをかき混ぜる音などが見事に消されています。ガサガサしながら話すと、Lachapelle氏の声だけがちゃんと聞こえますね。その他、犬の鳴き声や子どもの泣き声なども消せるといいます。しかし、追加されたばかりの新機能なので、時とともにブラッシュアップ・アップグレードされていくとはいえ、今は過信は禁物ですよ。
ノイキャン機能が追加されるのは、有料サービスG SuiteのEnterprise版とEnterprise for Education版のみ。その他のBusiness版・Basic版へは、拡大対応するのか、いつになるのかはまだわからず。
MicrosoftもAIによるノイキャン機能を開発しており、今年後半にはTeamsに追加される予定。近い将来、AIノイキャンはテレビ通話の基本的機能になっていきそうです。