お掃除ロボットをVRでハプティック・デバイスにする研究

  • author 岡本玄介
お掃除ロボットをVRでハプティック・デバイスにする研究
Image: ACM SIGCHI/YouTube

これでさらなる没入感が期待できる?

家のお掃除に使うロボット掃除機VRに活かそう! というおもしろい研究が行なわれています。これはVRで遊んでいる最中にお掃除をする…のではなく、VR実行中に、引っ張ったりぶつかったりして外的な刺激を与えるという使い方です。

その名は「MoveVR」

「MoveVR」と名付けられたこの技術は、たとえば釣りゲームなら魚のごとく糸を引っ張り、アクションゲームなら敵キャラが攻撃するかのように体当たりしてきます、剣のような棒状の道具で叩いて反撃すれば、そこにも物理的な反応が生じるのです。

Video: ACM SIGCHI/YouTube

これにより、ある種のハプティック・デバイスの役目を担うロボット掃除機は、自律走行も回転もできるメカニズムを備えているのが利点。大きな改造をせずとも、これで張力や抵抗、衝撃といった外的要因をプレイヤーに与えられるのです。

開発にはMicrosoftも関わっている

開発に関わっているのは中国の清華大学、ワシントン大学、Microsoft(マイクロソフト)、北京郵電大学など。VRゴーグルはHTC VIVEとトラッカーがセットになり、iRobotのプログラマブル・ロボットであるCreate2にラズベリーパイとVIVEコントローラーを組み合わせた装置が乗っかっています。プログラムについては触れられていませんが、こうしたセットアップを使えば、VR内で犬の散歩もリアルに体験できるようになるのです。

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Image: Tengxiang ZHANG

VRでの体験は、外からの刺激が与えられないので、すべてが空を切る一人芝居になっちゃうんですよね。なのでこうした対象物があると、より現実味が増すわけです。

これまで魔改造されてきたRoomba

かつてRoombaは、ダクテッド・ファンで空中を移動したり、ぶつかると絶叫する魔改造が行なわれたことがありました。もしそれらの技術と「MoveVR」がガッチャンコしたら、最高のVR体験ができるかもしれませんね。

Source: YouTube, Tengxiang ZHANG, SemanticScholar

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