「テックがアートで出会うとこうなる」だそうです。
体重移動で操縦するSEGWAY(セグウェイ)が、電動キックスクーターのクラウド・ファンディングを行なっています。
この「Ninebot KickScooter Air T15」は、都市型移動の解決策のひとつとして作られ、立ち上がっているフロント部分を90度倒して持ち運びができる仕様になっています。
デザインと軽さが自慢
またちょっと近未来的なデザインでオシャレなのもポイント。重さは10.5kgで、250Wハブモーターにより最高時速は20kmで走ります。そして航続距離は最大12kmにして、15%の勾配を登るパワフルさを兼ね備えています。
いろいろな特徴がありますが、「ベゼルレス・ダッシュボード」というハンドル部分には、電光表示板が埋め込まれているのがスタイリッシュ。持ち手部分は下方向に折りたためて、携帯時の邪魔をしません。フロントには縦に一直線、LEDが光るので夜の視認性向上に貢献しますし、後ろ足でブレーキをかければ、テールランプが赤く光ります。どれも妙にSFっぽくてイイですよね。
その他の特徴としては、クルーズコントロール付きで足で蹴らずに進めるシステムや、回生ブレーキで制動時に電力を生み、4種類のライディング・モードを備えている点でしょうか。歩行者モードは最高時速6kmに制限され、省電力モードでは時速10km、標準モードは時速15kmでスポーツ・モードだと時速20kmに開放されます。
加えてBluetooth接続でアプリと連携し、スマホから施錠したり、LEDの光り方をカスタマイズできたり、走行情報が見たりできます。ついでにたたんで縦に置くときには、発泡ポリプロピレン製の専用スタンドに立てかけておくようになっています。

以前のモデルとはまったく別モノ
セグウエイは前々から「ES2」や「ES3」など電動キックスクーターが数種類作られていました。それらと見比べると、「Air T15」のデザイン面での進化は一目瞭然。セグウエイ史上最軽量で最もエネルギー効率の良いeキックスクーターなのだそうです。
KICKSTARTERでのキャンペーンでは、1台569ドル(約6万1,300円)で出資できるようになっています。締め切りは7月3日までとなっていますが、執筆時はすでに400人から2,878万円を超える出資金が集まっていました。目標金額が539万円ほどだったのにも関わらず、です。
eスクーターは、日本では原付自転車扱いになるのでハードルが高いですが、いつかぜひ乗ってみたいですね。
Source: KICKSTARTER via MIKE SHOUTS, SEGWAY