テスラ「モデル3」の課金オプション機能、とある修理工場がお安くアンロックしはじめる

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  • author 岡本玄介
テスラ「モデル3」の課金オプション機能、とある修理工場がお安くアンロックしはじめる
Image: Ingenext

50馬力を追加するのにいくら払う?

Teslaの「モデル3」をハッキングして、それを商売にするべく起業した修理工場が現れました。それはケベック州にあるSIMON ANDREという工場で、配線にちょっとしたパーツを追加するだけで、Teslaが提供している有料アップグレードと同じ能力が手に入ります。

普通にアップグレードすると21万円

Teslaの「モデル3」デュアル・モーターは、0~100km/hまで4.4秒で加速するパワーを持っています。ですが、Teslaが提供しているアップグレードに2,000ドル(約21万円)を課金すると、それが3.9秒に短縮できるオプションが用意されています。これは50馬力を追加して0.5秒速くなるだけなので、コスパ的にどうなんでしょうね?

ほぼ半額で同じことができるように

そこでSIMON ANDREから起業したIngenext社では、作業時間たった5分、1,100ドル(約11万7,000円)にて簡単に50馬力を追加し、0~100km/hが3.8秒になるパーツ「Boost 50」の販売を始めました。

Video: Ingenext/YouTube

「Boost 50」を入れると、発進/加速時にタイヤが空転するトラクション・コントロールを無効にする「ドリフト・モード」にアクセスできるようになり、寒冷地で有効なバッテリー加熱システム、自動で運転席のドアが開く機能も解除され、それでもTeslaからのファームウェアを更新できるのだとか。優秀ですね。

Ingenextは更なるアップグレードも用意

彼らはまた、後輪駆動のデュアル・モーターである「モデル3」の、前輪にもハブモーターを組み、4WD用のエンジンとバッテリーに交換する「ゴースト・アップグレード」なる魔改造サービスも開始しました。

Video: Véhicules électriques Simon André/YouTube

こちらはおよそ7,000ドル(約75万円)の費用で150馬力を追加することで、0~100km/hを3.2秒に縮めます。またスマホやウェブから「ドリフト・モード」の変更などいくつかの機能にアクセスできますが、Teslaからの自動更新は受けられなくなってしまいます。

Teslaは問題視するか?

electrekいわく、Teslaはいつか彼らのソフトがハッキングされるであろうことを覚悟していたものの、まさかそれで商売されるだなんて、こりゃ物議を醸すだろうと書いています。Teslaの法務部はこれに対して腰を上げることになるのでしょうか? それとも一度買われた車両はユーザーが好きにしても大丈夫?


5分でポン付けできるパーツならまだしも、「ゴースト・アップグレード」は普通の人は頼まなさそうですね。しかしEVにはガソリン車のカスタマイズとは、また違う改造のやり方があるのだなというのが分かる事例でもあります。興味深いですね。

Source: YouTube (1, 2), Ingenext via electrek

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