アメリカ宇宙軍、同じ名前のNetflixの番組に商標を取られる

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  • author Tom McKay - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
アメリカ宇宙軍、同じ名前のNetflixの番組に商標を取られる
Image: Gettyimages

商標はなんと言っても早い者勝ちなので...。

2019年12月20日に創設された一番新しいアメリカの軍隊、アメリカ合衆国宇宙軍Space Force。ところがフィクションの宇宙軍に存在をかっさらわれそうになっています。まだ創設されてまもない宇宙軍は、なんと同じ名前のNetflixのテレビ番組「Space Force」に商標で負けてしまいそうなんだとか。

Netflixはすでに「Space Force」の商標をヨーロッパ、オーストラリア、メキシコなどでアメリカ政府に先駆けて取得しています。これはアメリカ政府に勝ってやろうみたいなことではなく、番組のグッズ販売のためですね。もちろん消費者は番組のグッズと政府宇宙軍のグッズはちゃんと見分けて買うと思います。

アメリカの米国特許商標庁は商標については先制使用制を取っています。いわゆる早い者勝ちですね。なのでNetflixが2019年の初めから世界中で「Space Force」の商標を取り始めていますので、早い者勝ちでNetflixが商標ゲットしているわけです。対する空軍は「Space Force」の基本的使用として2019年3月に商標の申請をしていますが、2019年12月まで正式な団体創設には至らなかったため、そこからのスタートになってしまいました。さてNetflixとアメリカ宇宙軍、「Space Force」を巡って対決となるのでしょうか。どちらにしてもNetflixがすでに多くの国で商標を取っていますから、先に取得してますって主張するだけのことでしょうが...。

過去に似たようなケースなかったわけではありません。2007年からアメリカ国防省の著作権と商標が有効になって以来、Tシャツ販売サイトなどにアメリカ海兵隊のロゴを使った商品を販売するのを一部例外を除いて止めるように命令しています。

現在のところアメリカ宇宙軍の広報担当者は「Netflixの番組Space Forceとの商標に関する争い等は認知していません。Netflixと番組の製作陣の皆さんにはこれからも我が国の一番新しい軍隊についてのクリエイティブな番組を作り続けてほしいと願っています」と話しています。え、めちゃめちゃ友好的で応援してるじゃないですか。いい感じ...。

こんなにアメリカ宇宙軍に応援されている当のNetflixの番組ですが、実はあまりうまく行っていないというか。映画評価サイトRotten Tomatoesでは82件の評価のうち40%のみが好意的なレビューとなっていて、「信じられないほどおもしろくない」「明らかにつまらない」などのキツめの口コミが書かれています。NetflixのSpace Force、がんばって!

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