高校の課題で義手を作ってから30年後。今度は自分とすべての必要な人たちのために

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
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高校の課題で義手を作ってから30年後。今度は自分とすべての必要な人たちのために
Image: Ian Davis/YouTube

究極のハック!

セグウェイの発明者といわれるディーン・ケーメンが開発した「Luke」のような義手は、機能性こそ抜群ですが、価格が高く、必要とする人たちにとって手が届きやすいものではありません。

一方で、高校のときに出された課題をきっかけに17歳で筋電義手を作ったという経験を持つIan Davisさんは、それから約30年経った今、自ら設計・製造した義手の改良を目指しながら、その学びを広く共有しようと奮闘中です。

自らの事故をきっかけに義手の開発をスタート

彼は2017年、骨が弱くなることのある多発性骨髄腫と呼ばれるがんを宣告され、翌年、ワークショップでの事故により利き手である左手の指4本を切断することに...。病院で過ごすなかで義手のスケッチを始め、それ以来機械式義手のアップグレードや再設計を行ないながら、YouTubeで発信するようになったといいます。

Video: Ian Davis/YouTube

最新かつ最高の義手ができた!

彼が手がける義手は、モーター、バッテリー、センサーといった電子部品なしで、装着者自身の腕の動きをもとに動くタイプ。左手や手首の半分は動かせることを活かしつつ、複雑な機械式リンケージによって人工指を広げたり丸めたりすることができるように設計したといいます。

Video: Ian Davis/YouTube

最近公開された動画では、指を広げたり伸ばしたりできる、最新かつ最高な義手ができたとシェアしています。 Davisさんは、自らを「作り手」と呼びながら、利き手の指の多くを失いつつも生産性や情熱を追求しつづけることを可能にする究極のハックに成功したといえるでしょう。

そんな彼の願いは、義手を必要とする人々が手ごろな価格で利用することができるようになること。動画の発信によって、ほかの作り手たち(メーカー)の設計開発に役立つことがあればと考えているそうです。くぅ、カックイイ!