エアコンにもフットワークを。
家庭用のエアコンって壁や窓に備え付けるタイプがほとんど。一般的にはそれが快適だと思います。
でも、普通は全部屋に付けたりしませんよね。時にはスポット的に涼しくなりたい!ってときもあるわけです。そんなニーズに対するダイキンからのアンサーが、持ち運べるポータブルエアコン「Carrime」です。

これまでも家庭用のスポットクーラーはありましたけど、こちらはW190×D190×H400という圧倒的なコンパクトさ。こうして、机の上にだって置けちゃうサイズですし、シンプルなデザインはインテリアともマッチしています。

それでいてきちんと冷えます。ダイキンによると、吹き出し温度差マイナス7℃(空調環境下、27℃・47%)で、備え付けられたハニカム整流板によって、まっすぐ風を遠くまで届けられるとのこと。また、気化熱を利用した冷風扇と違うので、部屋の湿度も上がらなそう。
たとえばお料理の間だけ、髪を乾かす間だけ、収納整理の間だけ、ランドリールームに干してる間だけ…とか。エアコンを取り付ける程じゃないけど、涼風が欲しいシーンに、えいっと移動させて「あぁぁぁ…涼しいぃ」ってなれるわけです。うん、幸せですねそれ。
電源は家庭用コンセントで、消費電力は130W。これ、ポータブル電源での運用もワンチャン狙えそうじゃない? キャンプでテントを冷やしたり、車中泊で使えたら最高ですよね。まぁ、実際に動くかどうかは試してみないとわかりませんけどね。
ただ冷えるだけじゃない。注意点もあるよ
これだけだと最強のエアコン爆誕!みたいに思えますけど、注意点もあります。
まず、重量は6kgあります。片手でひょいひょいと運べるモンじゃありません。えいっ!と気合が必要です。
運転すると結露水が発生するので、ドレンタンクに貯まる水を捨てる必要があります。備え付けのエアコンだと、ドレンホースから外に排出できるんですけど、こちらはポータブルだからやむなし。
そして、前からは涼しい風が出るんだけど、排気は熱い。締め切った部屋だと部屋の温度は上がります。熱交換するんだもん、当然だよね。

なお、それでも部屋を冷やしたい!という人に向けてダクトも装着できるようになっています。熱い空気を窓からダクトで追い出せば、温度上昇を防げるってわけですよ。
性能としては、やはり大型の壁付けのエアコン、窓用エアコンなどには及びませんし、排水・排熱にも気を使わないといけません。でも、スポット的に、短時間涼を得たい!といった用途にはわりとアリだと思いません?
購入はダイキンの公式サイトより。 価格は6万円、取り付け工事はもちろん不要です。
Source: ダイキン