パカっと開いて飲食もできちゃう。
マスクをしていると口の表情が見えないという難点を克服する、フェイスシールドとのハイブリッドみたいなマスク、「CLIU」がイタリアのミラノで登場しました。
これは柔らかい素材でできており、口元の透明なフレームには曇りにくいフィルムが貼られて、何度でも使えるというものです。さらにシエナ大学とのコラボレーションにより、特殊な5層フィルターが採用されています。しかし呼吸が楽なのに、PM2.5も除去できるとのこと。
何だか、未来の宇宙飛行士が装着していそうな、もしくは『僕のヒーローアカデミア』のレッドライオットを思い出させるデザインですよね。
「プロ」モデルはハイテクでスマホと連携
ただのマスクとして使うのは「スタンダード」モデルですが、「プロ」モデルにはマイクとBluetooth、加速度計も内蔵されており、充電中に紫外線で消毒することもできます。
専用アプリは、身の回りの花粉や排気ガス、それにウイルスがどれほど飛んでいるのかという情報、マスクの使用時間、心拍数、使用者の健康状態などから、自分がどれほど安全/危険かをチェックできるというスマートっぷりです。
どっちのモデルを買うか?
「CLIU」はINDIEGOGOにて、フィルターが3つ付属する「スタンダード」が68ユーロ(約8,400円)。ハイテクな「プロ」は、フィルター3枚と2枚のスクリーン(フレーム)が付いて175ユーロ(2万1,600円)で出資できるようになっています。執筆時は995人から129%の達成率である1,600万円以上の金額が集まっていました。
色は青、灰色、ワインレッド、緑、ピンクに近いヌードの5色。フレームの縁取りもまた5色が選べるので、組み合わせでコーディネートも楽しめちゃいます。いずれもスモーキーで大人っぽい色遣いとなっています。

2万個売れたら川が綺麗になる計画
ちなみにですが、これが2万個売れると、使い捨てマスクを減らすべく、イタリアのアルノ川にブルーバリアというゴミを寄せ集める壁を設置し、毎年20kgのプラゴミ削減のために資金を提供する、と宣言しています。素晴らしい取り組みですね。
「目は口ほどに物を言う」ともいいますが、口元の表情も大事。
執筆時点では、安いプランから順に6つが完売していたので、お安く手に入れたい方は急いで。