コロナ終わる気がしない…。
「Covid-19パーティーなんて都市伝説」と思いきや。やっぱり各地で盛大に開かれているみたいですよ?
フロリダの暴力団員らが水ぼうそうパーティーのノリでCovidパーティー
まずこちらの映像をご覧ください。これはフロリダ州オセオラ郡保安局がヘリで撮ったCovid-19パーティーの模様。ウソ幻どころじゃない数の人が集まっています!
その数なんと50~400名。主に10代、20代の若者で、周辺地域からの流入組とのこと。警官が通報で駆けつけるだけでヤッベ~と散会になることもありますが、今月初めには警官らが花火を浴びて(独立記念日の花火の残り?)発砲と銃器押収に発展したし、4月には射殺事件も…。「住民は怯え切っている」とRuss Gibson保安官は苦り切って、動画の0:28からこう話しています。
仲間内では”Covid-19パーティー”と呼ばれており、対面で会って交流し、互いにウイルスをうつし合うのが趣旨の集まり。オセオラ郡内だけでもすさまじい勢いで増えている。
今や世界のパンデミックの中心地と化したフロリダ(感染約37万人、死者5,205人、6日連続で新規感染1万人超えを記録)。NYと完全に入れ替わってしまい、知事の記者会見は怒号の嵐ですけど、これじゃあ広まるよね…。今は追い散らすことぐらいしかできないけど、早急に取り締まり強化の条例を整備したいと保安官は意欲を見せていますよ。
感染を賭けるCovidパーティー
「コロナウイルスパーティー」という言葉が初めて登場したのは、たぶん3月下旬です。ケンタッキー州知事が「コロナウイルスパーティーに参加した20代の若者が1名感染した」事実を明らかにし、「決して参加しないように」と注意を呼びかけたのが最初。
7月上旬にはアラバマ州タスカルーザ市の消防署長が「ただの噂ではなかった」と調査結果を発表し、同市の市議がABCニュースで「みんなで掛け金をポットに投げ入れて、陽性反応の子を呼んで集まり、最初にウイルスに感染した人が全部取りするCovidパーティーが大学生の間で広まっている。感染を意識的に競い合っている」と証言。
その矢先の11日には、こうしたギャンブル性の高いCovidパーティーに参加したテキサス州の男性(30)が新型コロナにかかって亡くなり、「コロナをデマだと思った自分がばかだった」と言い残し、大きなニュースになりました。
LAのユーチューバーもCovidパーティー
そんなことがあった後もCovidパーティーは続いているようです。先日も毎度お騒がせユーチューバーのJake PaulがLA郡カラバサス市内の大豪邸にファンを集めて開いたCovidパーティーがアホ過ぎるとだいぶ波紋を呼びました。
ご覧のようにマスクなし、ソーシャルディスタンスなしで、庭にクレーン車を呼んで遊んでます。動画が公開されるなり、市長はカンカンです。「あらゆる手段を講じて再発を阻止する」と宣言しました。
一方、路上でインタビューに答えたパーティー参加派の坊やは、「若いんだし、後先考えずに好きにしたい。またロックダウン第1段階に戻っても、行くと決めたら行く」とこれまた意欲をみなぎらせています(いちおうマスクはしている)。気持ちはわかるけどさ~…。
Covidパーティー参加者は接触確認調査の回答を拒む
上の動画でGMA報道局の法務チーフアナリストが2:23から言ってるように、Covid-19パーティーに参加する若者って、衛生局職員が情報掴んで接触確認の電話をかけても無言でガチャンと切ったり、平気ですっとぼけたり、みんなで口裏合わせて平気で嘘ついたりするらしいんですね(それもあって裏が取れなくて都市伝説扱いになっている)。
で、なんとかしなきゃってことで今話し合われているのが
・逮捕する
・令状を出す(質問に答えないと罰金)
などの次善措置ですけど、若者のパーティーが相手だとなんだかやりづらそう。なんかうまい手はないかな…。
Sources: ClickOrland.com、ABC News、GMA(1、2)