10万円でスペック「は」十分:LenovoゲーミングPC「IdeaPad Gaming 3i」レビュー

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10万円でスペック「は」十分:LenovoゲーミングPC「IdeaPad Gaming 3i」レビュー

Lenovo(レノボ)のノートPC・ideaPadシリーズから初のゲーミングPCが登場。「IdeaPad Gaming 3i」は、価格&スペックよし。ただ、ちょっと相性の問題がありましてね…。ゲームもできる仕事端末という人にはいいけれど、ガチゲーマーにはどうでしょう。


Lenovoの集中してがっつり仕事できるシリーズIdeaPadシリーズに、ゲーミングPC「IdeaPad Gaming 3i」が追加。ゲームしてたら仕事できないじゃん!と思いつつ、そこは許して!

仕事集中シリーズIdeaPadがリリースされたのは2008年ですが、ゲーミングPCは今回が初めて。Lenovoのゲーム端末といえばLegionシリーズがありますが、あえてIdeaPadシリーズの一員として出すことで、より幅広い層へアピールする作戦かな。

IdeaPad Gaming 3iは、基本ソフトウェアを使うにはあまりあるパワー、ゲームも大抵のものなら(適切なグラフィック設定で)十分、十二分にプレイできます。つまり、仕事用端末を探しているゲーム好きにはこれ以上ない端末ということ。

IdeaPad Gaming 3i

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Photo: Joanna Nelius (Gizmodo

これは何?:LenovoのIdeaPadシリーズ初のエントリーレベルゲーミングPC。
価格:840ドルから。(レビューしたモデルは990ドル)※日本では未発売です
良いところ:ボディのサイズ感よし、ライティングよし、価格よし。
残念なところ:第10世代Core i7/GTX 1650とGPUの相性。

このスペックで10万円チョイはお買得!

パーツごとにで見ていくと、Legionのラップトップとそんなに変わりはありません。

Legionシリーズは、ハイエンドGPU、CPU、ディスプレイ(高リフレッシュレート)にアップグレード可能。つまり、ゲーミングPCに必要なあれこれはすべてアップデートできます。

一方、レビューに使ったIdeaPad Gaming 3iは、プロセッサがIntel Core i7-10750H、グラフィックカードがNvidia GeForce GTX 1650、RAMが8GB、容量は512GB(PCIe 3.0 SSD)、ディスプレイは1080p 120Hz。基本っちゃ基本なんですが、3iではトップグレードのオプション。このスペックで価格は990ドル(約10万4000円)なら、今私が使っているスペックの近いLenovo Legion Y520(Intel Core i7-7700HQ、GTX 1050 Ti)よりも安いし、お買い得かと!

個人的にLegionより良いなと思うのは、IdeaPad Gaming 3iはよりフットプリントが少ないとこ。あと、ブラックボディの見た目がいいこと。キーボードのキー配置間隔もこっちの方が好きだし、青いバックライティング(Legion Y520の赤ライトは強すぎる)もかっこいい。

厚さは1番分厚い箇所で25mm、重さは約2.2kg。同レベルの他端末より、若干小さいので、私みたいな手が小さい人には持ちやすくて嬉しい。720pウェブカムとシャッター搭載なところも良し。

チップの相性問題? CPUが本気出せてない

IdeaPad Gaming 3iが、Legion Y520よりも見た目やサイズ、スペックで優れているとはいえ、残念なのは相性の問題

3iに搭載されているCore i7-10750HとGTX 1650の相性がなぁ。大抵のゲームはプレイできるとはいえ、Nvidiaのコスパ重視グラフィックカードであるGTX 1650だと、『Shadow of the Tomb Raider』や『ファークライ5』とウルトラまたは高画質でプレイするのは無理。フレームレート60fps出すなら、画質を中から低画質に下げないとダメですね。

一応、1080pウルトラ画質でプレイしてみましたが、『Shadow of the Tomb Raider』は40fps、『ファークライ5』は50fps、『Total War: Warhammer II』は37fps、『Metro Exodus』は25fps、『オーバーウォッチ』は115fpsでした。画質を下げると、各ゲーム5~10fpsほどは改善します。

問題は、第8世代のCore i7のデスクトップでプレイしたほうが、フレームレートが高かったということ。これがプロセッサとグラフィックカードの相性問題です。

HWInfoによれば、プレイ中GTX 1650は常に100%ロード状態な一方、CPUはマックスで72%ほど。GPUがマックス値なのに対し、CPUはまだ上に行けるという状態で、これが結果として予想よりパフォーマンスが落ちてしまう原因と思われます。つまり、相性が悪いと。

サーマルスロットリングも弱いです。HWInfoによれば、コアによっては93度に達することも。ということは、熱によるパフォーマンス低下もあるわけで。ただ、内部の熱はあがるけど、実際のボディ自体は、1時間ほどゲームしてても45度を超えることはありませんでした。膝に乗っけてプレイしても快適は快適です。

AMD版が気になる

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Photo: Joanna Nelius (Gizmodo US)


IdeaPadGaming3i-L
Photo: Joanna Nelius (Gizmodo US)


IdeaPad Gaming 3iは、バッテリーもちがイマヒトツ。Gizmodoのレビューテストの結果は4時間24分。今までレビューした中で過去最低ではないものの、短い方です。このレビュー記事は、Gaming 3iで執筆しており、ここまで書き始めて45分経過。フル充電から始めたものの、バッテリーはすでに75%まで減っています。(画面の明るさは200nits。)バッテリーを重視する人には向きませんね。

同価格帯で、GTX 1660 Ti搭載で、もっとパフォーマンスのいい端末はあります。でも、その分どっかでバランスとっているわけで、例えばストレージ容量が小さくなるとか、Intel Core i5やAMD Ryzen 4000なるとか。個人的には、Gaming 3iの見た目がツボなので、GTX 1660 Tiだったらと思わずにはいられません。Legion 5isもお買い得だと思いますが、外観デザインだとやっぱりGaming 3iの勝ち。

1つ言うとしたら、先日、LenovoはIdeaPad GamingシリーズのAMD版を発表したばかり。AMD版はIntel版より安いのが常。まだ、レビューはしていないけれど、ゲーミングPCで迷っている人は、Gaming 3(AMD Ryzen 7 4800H搭載)もチェックしてみては? スペックは(たぶん)Gaming 3iと同等で、Gaming 3の価格は660ドルスタートです。

まとめ

  • ・GPU/CPUの相性と熱の問題でパフォーマンスが苦戦。
  • ・Lenovoの過去のゲーミングPCよりも全体的にデザインが一新。
  • ・バッテリー持ちが悪い。
  • ・仕事とゲームを両立できるマシンとしてはいい!
  • ・開くと自動でON、閉じると自動でOFFするのはいい機能。

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Lenovo US

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