こだわる? こだわらない?
ウィジェットをiPhoneのホーム画面に自由に置けるようになったことで話題のiOS14。パブリックベータが本日公開されたので早速インストールしてみました。新しいホーム画面は便利なのでしょうか? 新たにできるようになったことをまとめました。
iOS14のホーム画面をひと言で表すと「こだわることも、こだわらないこともできる」って感じ!
※この記事は取材のための特別な許可を得て掲載しています。
ウィジェットがホーム画面に置けるようになった
今まではウィジェット専用のページにしか設置できなかったウィジェットが、アプリと一緒に並べられるようになりました。
新しいウィジェットのサイズはアプリを1マスとすると2x2、2x4、4x4の3種類のみです。アプリにしろウィジェットにしろ隙間を開けて配置することはできず、これまで通り常に上詰め&左詰めで配置されます。
まだ純正アプリしか新ウィジェットを試せていませんが、ロック解除して最初に見るページにカレンダーの予定や天気やリマインダーを表示できるのはシンプルに便利。変な話ですが、Apple Watchの文字盤でできていた体験がiPhoneでもできるようになった感じです。自分が見たい情報を厳選してこだわりのホーム画面に仕上げられます。
ただサイズが3種類のみで配置の自由度も低いので、Androidのようなウィジェットを期待してしまうと物足りないかも。
ウィジェットを重ねる「スタック」

Androidと一味違うところと言えばこれ。ウィジェットにウィジェットをドラッグ&ドロップすると重ねることができます。「スタック」という機能です。上下にスワイプするとスタックしたウィジェットがクルクルと切り替わります。試しただけでも8つ以上スタックできたので、その気になればホーム画面一枚に全ウィジェットを置くこともできちゃいそう。
空気を読む「スマートスタック」

スタックしたり配置を考えるのダルい...という人はこれを使うと良さそう。時間やアプリの使用傾向、新着情報に応じて適切な情報を勝手に表示してくれるウィジェットです。見た目はスタックと同じなのですが、アプリの順番や内容はiPhoneが空気を読んで提示してくれます。
これだけ置いておけばなんとなく使いこなした気分になれる、こだわらないための機能ですね。 僕のiPhoneではどういう条件か分かりませんが、スマートスタックに「LINE Pay QRコード決済」が勝手に現れました。LINE PayのQRコード出すのって結構めんどくさいので、タイミングが合えば使えそう。
ホーム画面のページを隠せる

アプリをいろいろ試して行くうちに無限に増えるホーム画面のページ。iOS14ではあまり使わないページを非表示にすることができます。
ホーム画面を編集モード(アプリを長押ししてグラグラさせるやつ)にして、画面下のドットが並んだところをタップ。ページの一覧でチェックを外すと非表示になります。 インストールしてることを他人に知られたくないアプリとか、隠せますね。
Appライブラリでアプリが探しやすい
と思ったら隠せません。全てのアプリはこのAppライブラリという新機能から効率よくアクセスできるようになったから。 Appライブラリを表示するにはホーム画面を一番右までスワイプします。

「最近追加した項目」や「SNS」など、全アプリをカテゴリ別に分けて表示してくれます。 Appライブラリの画面を下にスワイプすると、名前順に並んだアプリの索引と検索ができる画面に。
僕はこまめにアプリを整理するのが嫌いなので、勝手にカテゴリ分けしてくれるのは超ありがたい。これもホーム画面にこだわらないための機能ですね。
こだわる人にも、こだわらない人にも

個人的には本当によく使うウィジェットやアプリを1ページにまとめて、あとはAppライブラリからアプリにアクセスするようにしようかなと思っています。
アプリをきれいに並べたり自分なりにフォルダ分けを考える時間ってめちゃくちゃ楽しい反面、いつの間にか半日経ってしまうくらい終わりのない作業です。昔はアイコンの色ごとに並べ替えたりしたなぁ...。
もともとそこにこだわらなくても誰でもある程度使いやすいのがAppleのデザインだと思うのですが、iOS14ではこだわりたい人にもこだわりたくない人にも使いやすいホーム画面になりました。いいウィジェットが増えるのが楽しみです。