iOS 14ベータ版で2週間暮らしてみた→iPhoneライフが激変

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iOS 14ベータ版で2週間暮らしてみた→iPhoneライフが激変
大~変身! Image: Caitlin McGarry

追跡で使うIDFAがブロック可能になって、アドテク業界が阿鼻叫喚!

長らく地味なアプデが続いたけど、iOS 14はなんだかいろいろすさまじいことになっていますよね。

自分自身使ってまだ2週間も経っていないのにもうずっとコレ使ってた気分。iPhoneの使い方が根本から変わってしまいました、いい意味で。

先日のパブリックベータ版リリースに先駆けて、iOS 14開発者向けベータ版を2週間使ってみた感想をまとめて報告します!

…とその前に毎度の注意

iOS 14もiPad OS 14も機能はほぼ全部共通です。まだベータ版なので試すならサブ機がおすすめ。自分はメインのiPhone 11 Proでだいたい問題なく使えたけど、万一バグがあったら泣きますからね!

カオスなホーム画面がウィジェットでスッキリ!

新OSで一番激変したのはホーム画面のレイアウトです。嫌なら旧デザインのまま使ってもいいけど、それじゃあ、あまりにももったいない。とりあえずいじってみましょう。

ウィジェット(アイコンより面積の大きいやつ。本日の天気、ニュース、株価などの最新情報を表示させることができる)は次の手順で導入できます。

  1. ホーム画面の余白を長押しして、アイコンをプルプル震わせる
  2. 左上の「+」をタップ
  3. ウィジェット一覧が表示されるので、好きなものを選んで追加
Video: Marques Brownlee/YouTube

まずはApple Music、Apple News、天気予報を導入。レイアウトはかなりいろいろ変えて遊んでます。指でドラッグして好きな表示位置に動かせますからね~。

ウィジェットを4~5個入れるとHOME画面はこれでいっぱいになるので、アプリのアイコンを2ページ目以降に沈めることも可能だし、表示させる情報量を増やしたり減らしたりも自由自在♪ ウィジェットのスタックを作成すると、同じ表示位置に複数まとめておいて、フリップ、フリップで次々とウィジェットを表示させることもできます。このスタックは使用状況をベースに自動生成されるスマートスタックという便利機能も!いや~HOME画面をここまで自分好みにできるのはiOS 14がiPhone誕生以来のことではないでしょうか。昨日までのiPhoneがウソみたい。

朝起きて画面を見るとその日のトップニュースがすぐ見れるので、Twitterスクロールして朝っぱらから嫌な気分になることもないし、 天気予報も…まあ、ここLAなので毎日晴れだけど…パッと見てわかると安心です。1日のはじまりにピッタリの曲もす~ぐ選べちゃって便利この上なしです。

ウィジェットのすぐ隣には毎日欠かさずチェックする1軍アプリ(Twitter、Instagram、Slack、仕事用メール)をキープして、補欠のアプリ(Calendar、Messages、個人用メール、Safari)は一番下のドックに置いてます。完ぺきな布陣。しかもこれ、持つ人によって全然違うってところがまた最高ですよね。

ベータ版は純正アプリしか使えないけど、秋の正式リリースで非純正アプリもウィジェットギャラリーに公開されます。そちらも楽しみ。

2ページ目以降のアプリもAppライブラリでスキッ!

20200713iOS14AppLibrary
カテゴリ別ソートもAppleにおまかせ~
Image: Caitlin McGarry

さて、HOME画面は自分好みにカスタマイズできましたけど、問題は2ページ目から先に延々並んでいるアプリです。仕事上いろんなアプリを使うのではっきり言ってワヤ。いつも使うアプリはどこじゃー!!!!となります。

フォルダーにまとめよ…と思っても後回しで、もっぱらSpotlightで検索してました。それがどうですか、iOS 14入れた途端、こんなキレイなAppライブラリにまとまっちゃって。ひゃー。よく使うアプリは面積もデカくなります。

名前やカテゴリの変更はできないけど、いいのいいの。アプリは全部見えてるし。全自動でソートしてくれるのは大歓迎です(コロナで外食アプリがすごく増えているので、欲を言えば、「フード」だけ「ライフスタイル」と別にしてもらえたら助かるけれど)。

ありもの全部オモテに出ている家だったのが、 iOS 14は余分なごちゃごちゃは全部Appライブラリに収納できるので、本当に必要なものに集中できるようになりました。

マルチタスクしやすい!

毎日の暮らしがラクになるインターフェイスの変更はほかにもいろいろあります。なんで今までこうしなかったのかな。たとえば、タスクを中断しなくても、FaceTimeに出たり、YouTube観たり、Siriに質問できたりもできます。

20200713iOS14picture-in-picture
これが噂のピクチャー・イン・ピクチャー。旅のプランを立てながら友だちとFacetime中
Image: Caitlin McGarry

ピクチャー・イン・ピクチャーはiPadに登場したときから便利に使ってます。iPhoneは画面がちっちゃいので、ほかのことしながらTVドラマをビンジウォッチング(イッキ見)したり、iPadと同じノリで使うのはちょっと限界ありますけど、それでも、Facetimeしながら新作MV見たり、メールチェック、SMS送信できるのは夢のようです。今はコロナで友だちや家族とFaceTimeする機会が増えているので、Slackの通知が出たり、何かGoogleで検索するたびにFaceTime中断しなくて済むのは心底ありがたい!

Siriもコンパクトになった!Siriはちっちゃなボタンにまとまって、何か言いつけるたびに全画面がSiriに独占されることもなくなりました。こうしてレシピを表示させながら、必要な材料をSiriで買い物リストに加えたりもできます。

20200713iOS14Siri
iOS 14はこんな風にSiriを召喚できる!
Image: Caitlin McGarry

まあ、タイマーを複数セットできないのは、iOS 14でも改善されていません。2020年にもなって、それはないよね。

グループチャットも思いのまま

みなさまは問題なく使えてるかもですが、友だちや家族とグループチャットものすごくやる身としてはiPhoneのMessagesアプリはイマイチでした。スレにヘンな名前がつくことがあるし、全員の名前がただ並んでいるだけのこともあって、それが何本も同時進行だとメッセージ全部はとても読めないので、ちらほら目についたものに何かリアクションつけたり笑ったりして次いくのが限界…。

でもiOS 14ではMessagesも随分よくなってます。ラベルもリアクションもずっと簡単につけられるので、友だちと家族もiOS 14になったら世界が変わりそう。

20200713iOS14GroupChat
グループチャットに絵文字、Memoji、写真の割り付けが可能に!
Image: Caitlin McGarry

なんてことない機能ですけどね。グループチャットにこんな風に写真、絵文字、Memojiでラベルを付けられるので、入室を間違えることもありません。これまではだれかに非公開でテキスト送信というスタイルだったので、何か書いて戻ると過去ログに埋まってたりしましたが、今はグループの特定の発言にリプライしてインラインで書き込めるし、@ユーザー名で相手を指定してメンションもできます。一番よく話す相手は、Messagesアプリ上部にピン留めも可能。

どれもこれも便利この上なしで、ずっとSlackで何年も前から使い慣れた機能が今ここに(これだけのためにこの夏、iOS 14パブリックベータを人にすすめてしまいそうです)。

プライバシー防衛が半端ない

近年じわじわとプライバシー防御のハードルを高め、それを盛んにPRしているApple。iOS 14ではもうなんというか、「サードパーティーアプリにもっと注意払えって言ってんだろー」と叫んでしまってる感じですかね。裏でどう端末の動きを追跡していて、どの情報にアクセスできて、それをどう使っているのか。いちいち許可要求画面やアラートを出しまくってきます。

たとえば、どっかに貼り付けるデータをクリップボードにコピーするとしますよね。そこに外部からアクセスがあるとバチバチ警告が出るという具合。この仕様のおかげで無断でコピーするアプリが続々と見つかって(Reddit、LinkedIn、TikTokなど多数)、サンフランシスコでは裁判沙汰になっています

20200713iOS14Privacy_IG
アプリがカメラ起動したよ~と右上の緑のドットで注意を促してくれる(これはインスタでカメラ起動中)
Image: Caitlin McGarry

TwitterやInstagramに写真を投稿するときも、「アプリが写真へのアクセスを求めています」という通知の段階で、カメラロールのどの写真の使用をアプリに許可するか選べるようになりました。現在地も、所番地かおおよその位置か、教える範囲を指定できます。

カメラやマイクにスイッチが入ると、MacBookのカメラ起動時のように、右上のライトが灯って教えてくれますし(まだ今のところ怪しいアクセスはないけど、監視は緩めないでいくつもり)。

iOS 14をインストールすると、アプリ1個1個のプライバシー設定に対する意識が頭から塗り替わってしまうかもしれません。秋の正式リリースのときには、ネットの利用状況を追跡するのにもユーザーの許可が要るようになります(これは拒否するのがおすすめだけど、中には閲覧履歴に応じたターゲット広告を希望する人もいると思うので、あくまでも個人の選択ということで)。また、各アプリのプライバシー保護状況は、インストールする前にApp Storeで確認できます。まあ、気にしない人もいるかもですが、見たい人はそこでばっちりチェックできますよ。

これまでのところ大満足

まだ使って2週間なので全機能触ったわけじゃありません。Mapsアプリみたいに悲し過ぎて試してないのも…ある。App Clipsみたいに拡張機能の作成完了待ちのものも…ある。翻訳アプリはやっぱり海外で使ってみないと(今は外国語話す機会もない素ごもり)…というのはありますが、今のところかなりがなり満足しています。iOS 14でiPhoneライフが一変しちゃって、もっと物事の優先順位をしっかりと意識するようになりました。こんなに役立つiOSのアップグレードはほんっとに久々です!

注:本稿のスクリーンショットは取材のための特別な許可を得て掲載しています。

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