「JaxJox KettlebellConnect」レビュー:JaxJoxのスマート・ケトルベルは自宅筋トレによし。アプリはどうした!?

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
「JaxJox KettlebellConnect」レビュー:JaxJoxのスマート・ケトルベルは自宅筋トレによし。アプリはどうした!?
Photo: Victoria Song/Gizmodo

初心者でも使いやすく、筋トレに便利なケトルベル。

こう見えて中空になっていて、デジタルでウエイトが調整できるという「JaxJox KettlebellConnect」を米Gizmodoがレビューしています。アプリに大きな弱点があるみたいですが、これは個人的に一度は試してみたい!


ステイホームを機に、自宅でできる筋トレグッズはないかと探していたのは私だけではないはず。今回レビューする「JaxJox KettlebellConnect」は、いわゆるスマート・ケトルベル。約5〜20kgのウエイトに対応します。

コンパクトで収納しやすく、専用アプリでワークアウトを自動記録できるのがポイント。また、同アプリやVimeoで無料視聴できる動画もあります。これに関してJaxJoxのよいところはズバリ、 Pelotonやのように月額コストや設置コストがかからないこと!

JaxJox KettlebellConnect

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

これは何:1台で6役!スマートなケトルベル。

いくら:229ドル(日本での販売価格:2万8800円・税別)。

好きなところ:かなり、かなりよくできてる。ワークアウト動画の視聴は無料で、ざっくりと130種類ほどある。ウエイトの調整はボタンひとつで完了。

好きじゃないところ:ほかのケトルベルの値段と比べてはるかに高い。アプリのひどいところ。

第一印象はどんな感じ?

通常のケトルベルは丸みがあるのに対して、「JaxJox KettlebellConnect」はどちらかというと円柱形になっています。その理由は中身にあって、5つのディスク型ウエイトを収容するために中空になっているほか、加速度計やジャイロスコープを装備しているのだそう。充電は14時間持続。

重さの調節は、LCD画面にある「+」や「ー」ボタンを押すと、6ポンド単位(約2.7kg)でセットできるようになっています。調整中はスクリーンにアニメーションが表示され、ロック音、ビープ音ののち利用可能に。

全体的に、ハードウェアはよくできているなという印象です。激しく動かしても、手から飛んでいってしまうかも…、とヒヤヒヤすることもなかったですし(ウエイトが揺れる音は聞こえますが)、ロック機構もちゃんと機能しているのがわかります。

狭いスペースで運動していたのですが、あやうく家具を壊しそうになったということもありませんでした。唯一「危ない!」と思ったのは、私が手に抱えていたケトルベル(10kg)に向かってうちの愛犬(2kg)がいきなりダッシュしてきて下敷きになりそうだったとき。これはまぁケトルベルのせいではありませんが。あ、うちの子は無事です。

テック面でいうと、一番気になっていたのがウエイトの自動調整機能。なぜなら以前、調節がスムーズにいかないスマート・ダンベルを買って後悔したことがあったんです。それは、重りを所定の位置にセットするピンが扱いづらくて、何度かワークアウトを中断してPCやスマホで調節して…、とやっていると、どうしても流れが狂っちゃうのが難点でした。

JaxJoxの場合は、ボタンを押すだけ。操作は簡単ですが、それでもすぐにウエイトが切り替わるのではなく、何秒かかかります。あと、予定よりもボタンを押しすぎたり間違えたりするとさらに面倒に…。動画やガイダンスに沿って使っている人は、数秒ズレることもあります。自分のペースで筋トレしている分には問題なしです。

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ボタンひとつでウェイト調節可能なのは便利! LCDスクリーンは、特別かわいくはないけど仕事はちゃんとしてくれるのでよし。
Photo: Victoria Song/Gizmodo

従来のケトルベルと比べて…

さて、そのほかに書いておくべきと思ったのはサイズ感。従来の(調整不可能な)ケトルベルは、重さにかかわらずコンパクトです。このため、広い範囲の動きも無理なくできるようになっています。ところが「KettlebellConnect」の場合は、5kgであろうと20kgであろうと約40×30cmという大きさに制限されることになります(参考までに、たとえば従来型のこの子は30×20cm)。

この大きさだとスイング、クリーン、デッドリフト、 ロシアンツイスト、ゴブレットスクワットなどの動きは問題ありませんが、ゲットアップだとグリップを切り替える必要があったり、ヘイローもぎこちなくなったり…。プッシュアップやアームロウなど、ケトルベルが2つ必要な動きは、もはや部分修正も困難。ほかにフリーウエイトのセットの用意がある場合にはよいのですが、このケトルベルひとつでどうにかすべての動きをやろうと考えている人は要注意。特に、JaxJoxの動画だけで動きやフォームを参考にやっていると、初心者はなおさら戸惑うのではと想像しています。

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うちの猫も大きいほうだけど、このケトルベルもなかなかのサイズ感よ。
Photo: Victoria Song/Gizmodo

どうした、アプリ!?

さて、もっとも問題児と言えるのがJaxJoxのアプリ。一言で表すならば、もしかして数年間アップデートされてない? みたいに思えちゃいます。

ひとつは、直感的にデザインされているとは言えないこと。たとえばトレーニング動画は取り出しにくく、そもそも再生できないものもあります。それから、デバイスからデータを同期する前にアプリがクラッシュしたことが何度かあったり、毎週のゴール設定はすでに何が必要か知っていなければやりづらく、初心者には(+フィットネスに詳しい人でも)ハードルが高いだろうなという印象です。

ダッシュボードには総運動時間や平均のパワー(ワークアウトから生成するワット数など)の指標がありますが、個人的にトラッキング以外は有用だと思えず。さらには“フィットネスIQ”というピークパワー、平均パワー、平均心拍数、一貫性(7日間のエクササイズ回数)、歩数などに基づくスコアがあります。ダッシュボードに出てくるメトリクスと比べたら有用かもしれませんが、「KettlebellConnect」では心拍数は計測できないので、JaxJox心拍数モニターを別途入手する必要があります。

ちなみに(Apple Watch Series 5を介して心拍数を記録できる)Apple Healthにリンクしても心拍数データは転送されずじまいで、Polar H10チェストストラップなどのガジェットは追加オプションなし。サードパーティトラッカーとの統合は現在のところFitbitのみ可能みたいです。

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中はこの通り、ほぼ空洞。
Photo: Victoria Song/Gizmodo

トレーニング動画はよさそう!

動画にはいくつか種類があって、有酸素運動に重点を置いたもの、筋トレに特化したもの、さらには基本的なケトルベルの動きやフォームのチュートリアルなどが目的別に選べます。

全体的に、インストラクターは(不快じゃない程度に)明るめ! 動画を見ながらワークアウトをすると汗ばんで、翌日も程よく筋肉痛になります。一方で残念なのは、強度レベルやインストラクターごとに動画の並び替えができないこと。これはVimeoで再生するときも同じ。このため、1日の特定のニーズに合ったワークアウトを見つけるには、しばらく時間がかかることも…。

逆にいいなと思えるのは、やはり動画がサブスク形式ではないこと! あとは約130種類のトレーニング動画があるので、週に1〜2回程度のトレーニングをやっていると、新しい動画の発見が長く続くのもうれしいところです。

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

最後に、サブスクはないとはいえ「JaxJox KettlebellConnect」には初期コスト(販売価格)の229ドル(日本での販売価格:2万8800円・税別)という壁があります。ざっと同様の製品を見渡してみると安くて50ドル(約5,400円)、プレミアムなもので150〜180ドル(約1万6000〜約1万9300円)します。たとえば今回レビューしたものともっとも近い「SelectTech 840 Kettlebell」は150ドル(約1万6000円)。その違いは、ウエイトが電子調整ではなく手動ダイヤルであること、動画が約130種類でなく24種類であることなど。

とはいえ今は、パンデミック状況下。家庭用のエクササイズ機器が品薄になっているだとか、その他何らかの理由で選択肢に「JaxJox KettlebellConnect」が残ったら、検討する価値は大いにありです。アプリに関してはどうしちゃったの? 的な体験にはなりますが、そのほかの部分ではうまく機能してくれます。でも、もしもっと低コストでよさそうなスマート・ケトルベルを見つけたら、それプラスYouTubeでトレーニング動画を見つける、というやり方もありなんじゃないかなと思っています。

まとめ

・1台で6役! コネクテッドなケトルベル。2万8800円。

・インストラクター動画はなかなかよき。しかも、無料!

・ボタンを押すだけで、6ポンド(約2.7kg)ずつウエイトを自動的に調整できる。

・アプリは残念。

・従来のケトルベルよりもサイズが大きく、ゲットアップやヘイローなど、動きによってはむずかしく感じることも。

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