人間、最後はアタタタターなのか…。
ヒマラヤ山中で印中軍が石の投げ合いとなってインド兵20名が死亡し、第3次世界大戦の危機と騒がれる中、中国が武道家20名を前線の訓練に派遣し、兵力増強を図っているとBBCなどが伝えています。
衝突後の再三に渡る交渉で国境からの撤兵は大筋で合意に達したものの、細かい詰めの交渉は遅々として進んでいません。インドは国境に戦闘機を飛ばし(動画下)、地対空ミサイル防衛システム「 S-400」の納入時期を早めるようロシアに催促し、中国製アプリを使用禁止にする異例の対抗措置を講じています。紛争に終わりはあるのでしょうか…。
軍事力世界4位のインドと3位の中国がなぜこん棒?
先にもお伝えしたように、印中各5000人を増派して緊張が高まっているラダック地方の実効支配線(LAC)周辺は火器・銃器禁止区域に相当します。お互い1996年の協定を守って石と棒を用いるなどして警備に当たっているんですね。45年間ただの一度の発砲も死者もないことが両国の誇りであり、プロとしての矜持でもありました。
45年死者がなかったのになぜ?
その均衡を崩したものは国境付近のインフラ建設ラッシュです。中国は印パが領有権を争うカシミール地方でパキスタンと合弁でダム建設を進めており、これにインドが猛反発。インドはインドでラダック地方東部に年内開通予定の新道建設を進めており、これに中国が猛反発。一帯一路のたんこぶとばかりに、なんとか止めようと働きかけているのですがインドは一歩も引きません。とうとう実力行使に出た模様です。
一帯一路の旗艦事業の「中国パキスタン経済回廊(CPEC)」がコロナ禍でとん挫している焦りもあるのかもしれませんね…。

訓練に派遣した武道家とは?
それにしても気になるのは武道家の中身ですが、 国防時報によると格闘技クラブ「恩波格斗(Enbo Fight Club)」所属メンバーとのこと。チベット自治区の区都ラサで隊員の指導に当たるそうですよ? インドはどう対抗するのでしょうか…。
いくら武術磨いて戦っても気持ちの上で合意しないと意味ないし、こじれるだけですよね。科学誌Natureには「いっそヒマラヤ丸ごと自然保護区にしちゃえば?」という論文が出ています。それグッドアイディア。