スマホのスクリーンに3日間ぶっ続けで指をのせていられます? 私は無理です。でも、やってた人がいたらしいんですよ、しかも4人も。
なんでそんなことをしていたかって? ユーチューバーのJimmy「MrBeat」Donaldsonさんが、タッチアプリに指を長くおき続けられた優勝者に賞金2万5000ドル支払うという企画をやったからなんです。
しかもただ単にタッチしているだけでは、ガムテープで固定する輩がでてきてしまうので、決められた方法で指を動かし続けないといけませんでした。
70時間以上触り続けた
2万5000ドルもらえるとなれば真剣に指をおきますよね。最終的に70時間を超えたところで、Donaldsonさんが4人全員に2万ドル渡すから「寝て」と伝えたそうです。
Dear the four remaining contestants with your finger still on the app, I’m ending it here. Three days is insane! You ALL win and will ALL receive $20,0000! CONGRATULATIONS!
— MrBeast (@MrBeastYT) July 3, 2020
「親愛なる4人の挑戦者さん。今でもスクリーンに指を置いてくれているようですが、もうここで止めましょう。3日もやるなんて馬鹿げてるでしょ! もう4人全員勝ちってことで、4人全員に2万ドル渡しますから。おめでとー‼︎ 」
このツイートの続きに「寝て! 」と加えたそうです。
Donaldsonさんの「Finger on the App」は、ネット集団のMSCHFとパートナーを組んで開発され、6月30日にローンチされました。どんなチャレンジだったのかというと、スマホの画面に指を置いて、その長さを測るというもの。勝った人は賞金2万5000ドルがもらえるということで、130万もの人が参加したんですって。スマホ触るだけなら、気軽に参加したくなりますよね。
「賞金あげるからギブアップして」
Donaldsonさんは、4人に優勝賞金を渡しましたが、木曜日と金曜日の時点でも他の参加者にギブアップを促しています。まず、木曜日に2人の参加者にギブアップを促して5000ドル渡し、金曜日に別の2人に対してギブアップを同意させて1万ドル渡しています。
Offered him $10,000 and he took his finger off!!! Only 5 people remain now! pic.twitter.com/6VKW2qVnVg
— MrBeast (@MrBeastYT) July 3, 2020
「優勝できちゃいそうな勢いで余裕だけど、今指を離してもいいとも考えてる。1万2000ドルでどう? 」
「1万じゃだめ? 」
「オッケ。」
Got another person to take their finger off the app for $10,000!
— MrBeast (@MrBeastYT) July 3, 2020
4 players remain pic.twitter.com/zzaF61MFpk
「今指を離してくれたら1万ドルあげるけど?」
優勝者には電話で確認
Got 2 of the $20,000 winners in a phone call lol
— MrBeast (@MrBeastYT) July 3, 2020
Everyone in the final 10 was streaming btw! Glad a robot didn’t win ;) pic.twitter.com/IPO8Uav3TF
4人の優勝が決まるとすぐに、「勝ったのにDonaldsonから連絡ねーよ」的なツイートが優勝者以外からポロポロと届き始めたらしいのです。ひとりはライブストリーミングまでして「おっかしいなー、優勝したはずなのに連絡ないよ。」とまで。しかし、Donaldsonさんとチームは、バックエンド情報で裏をとってちゃーんと4人に電話で確認をとっていたそうです。ありがちといっちゃありがちですが、なんともセコい人たちがいるもんです。
Donaldsonさんは金遣いが派手なYouTuber
Donaldsonさんは、これまでにも多額の寄付をしたり、家族に10万ドルをプレゼントしたり、親友に家を買い与えたり、ポップアップショップをオープンして高額商品を格安で提供するなどのの動画を作ってきました。これがかなりの人気で、一気に有名YouTuberの仲間入りを果たしたそうです。
最近だと7日4日の独立記念日に合わせて、特大花火を打ち上げる動画を作ってますね。『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』なんて情緒はなく、打ち上げ花火、金に物言わせて独占上げ、的な感じ。
「Finger on the App」を終えて
Donaldsonさんは、こんな風に振り返っています。
「このゲームの素晴らしいのは、私たちにコントロールが無いということでしょう。参加者が主体で、誰が最後まで触り続けられるかを競うだけ。ゲームをフェアにできたと思っています。」
130万人という人が一度に参加してフェアプレーをするなんて、考えてみたらすごいことです。最後に賞金を掠め取ろうとする人たちがでてこなければ、クリーンに終わることができたのでは。でも、人のずるさをみて楽しむまでがゲームなのかなー。
それにしても指を置くだけで2万ドルかー。いいなぁ。(私は絶対にできないけど。)