食材入れてボタン押すだけ。
ご飯もおかずも。手間なく美味しく作れて、食せて、幸せルーティーンがエブリデイ。そんな人類みなハッピーにしてくれるであろう家電がこれです。ピクセラグループの子会社「A-Stage」から発売されている「Re・De Pot」。
一見すると炊飯器のようにも見えますが、こちらは加圧調理ができる「電気圧力鍋」。
僕、調理家電ってあまり興味無かったのですが、そのキャッチフレーズがお米好きな僕にクリーンヒットしてしまったのです。

「たった25分で、毎日特別ごはん」
こんなこと言われたら、ご飯党として買わないといけない気がして、気がつけばポチっていました。でも、これが使い始めたらすんごい良いの。ご飯を炊く以外の調理に関しても、日に日に依存度が高くなってきてしまったのです。
実は初期不良で一度ドナドナされていったのですが、交換機が届くまで数日が本当に辛くてね…。こいつが居ないとダメなくらい依存しちゃっているので、すこし語らせてください。
水に浸さず30分でおいしいご飯

プリセットされた調理メニューは8種類(炊飯、おかゆ、無水カレー、肉じゃが、クリームシチュー、さばの味噌煮、豚の角煮、りんごのコンポート)。当然のごとく「炊飯」から試しました。
圧力のおかげか、水に浸す必要はありません。お米を研いでセットしてボタン押すだけ。減圧の時間を含めて実測30分で炊きあがりました。
分量通りに炊くと、我が家の米(イセヒカリ)はやや固めな炊きあがりに。しかしこれは個人的には好きな食感です。しかもごはんの粒がそれぞれ立っていて、お米の中にある甘みをしっかりと引き出しているのです。
実は、我が家でいつも食べているお米は、自分で田んぼで作っています。「自分で育てたお米なんてさぞ美味かろう!」と思われるかもしれませんが、正直言うとブランド米のような食味の良さはありません。
これまでいくつか炊飯器も変えましたが、味は劇的には変わりませんでしたし、気候風土(群馬の夏、暑すぎます)や、かけられる手間を考えると「まぁ、こんなもんか…」といったレベルです。

それがRe・De Potで炊いたら、びっくりするくらい美味しくなったんですよ。
本当にすごかった。炊飯器で炊くのと比べると、明らかに。明らかに。明らかに美味しいのです(大事なことなので3回言いました)。
別に特別なことをしているわけではありません。いつも食べている米を、普通にRe・De Potで炊いただけ。それだけで美味くてばくばく食える。正直、デバイスを変えるだけで、ここまでお米のポテンシャルが引き出されるなんて思っていなかった。
長時間の保温はできないので、そこは炊飯器様の強みですが、その日食べるご飯を炊くならば、明らかにこちらが勝っています。
ただ、これまで圧力鍋でお米を炊いたことが無かったので、ひょっとしたら、その他多くの電気圧力鍋を使ってもお米は美味く炊けるのかもしれない?という可能性も残しておきます。だとしたら世の中の圧力鍋は偉大すぎますし、その中でもデザインとコストのバランスの良いRe・De Potも選びやすい1台で偉大だと思います。
放っておくだけで1品できるってすごくないですか?

変わったのはお米の美味さだけではありません。
結論から言いますと、育児中の家庭は使ったほうがいいです。「煮る」「調理する」といったフローがまるまる無くなるので、めちゃくちゃ時間に余裕ができるのです。
我が家のケースで言うと、生後4ヶ月の子供と、小学校低学年の子供が居るため、夕方は子供の世話や宿題のサポートが必要。なかなか手の混んだ料理をしている時間が取れませんでした。特に長時間火を使う料理、煮込む料理系は本当に無理!
…だったのですが、Re・De Potのおかげで、火加減を見たり煮込む手順がまるごとなくなりました。

手始めにプリセットメニューの「角煮」「肉じゃが」「カレー」「シチュー」などいくつか作ってみたのですが、どれも食材をカットしてRe・De Potの中に入れてボタンを押すだけ。あとの調理はRe・De Potがやってくれるので、出来上がるまで子供の面倒を見たり、他のおかずを作ったりできるのです。
こういう感想って、すでに電気圧力鍋を使いこなしている人が読んだら「何をいまさら!」なのかもしれませんけど、今回はじめて電気圧力鍋に触れた僕からしたらドラえもんのひみつ道具に出会っちゃったくらいの衝撃なんですよ。

プリセットメニューには無いお料理ももちろん作れます。
マニュアルで加圧時間を指定できる他、ジャンルの近そうなメニューを選べば問題なく調理できます。こちらは「鮭と舞茸の炊き込みご飯」、炊飯メニューでOKでした。
他にも「圧力鍋 レシピ」でググると、クックパッドなどを筆頭に圧力鍋を使ったレシピがモリモリ見つかったので、「○○って作れるかしら?」な時は、こうしたレシピを参考にするといいかも。
また、今回は試せていませんが、加圧せずにゆっくり温め調理する低温調理加熱機能や、温め直し機能などもあります。シンプルだけど、イマドキの電気圧力鍋に求められる機能はおさえられているので、内に眠る探究心と食へのコダワリをフル開花させれば、ディナーが色鮮やかになると思います。
ただ1点注意点、おかずを作ると自ずとご飯はRe・De Potで炊けませぬ…。2台!2台欲しい!
シンプルな動機でも買っていい。この満たされ感は本物だと思う

僕のRe・De Potの購入動機は、「お米を美味しく食べたい」でした。でも、使ってみたらお米以外にも活躍してくれて、「お料理の手間を減らしたい」という圧力鍋の本丸もきちんと体感できています。
Re・De Potの自動調理メニューは8つと多くはなく、これは思い切った仕様だと思います。でもシンプルな見た目、機能のわかりすさ、とっつきやすさ、そして1万4800円という価格。総じてRe・De Potの「デザイン」は、僕たち調理家電の潜在顧客に「これなら試せるかも?」といった期待感を持たせてくれているように感じました。
それは、これまで圧力鍋に1ミリも興味がなかった男子が、まんまと買ってしまうくらいの威力があります。
結果としても、想像以上にお手軽に料理できてニコニコ大満足の日々なので、みんなもぜひ、Re・De Pot。もしくは他のメーカーでもいいかもしれません。「電気圧力鍋」というジャンルを、ぜひ検討してみてください。
お米好きな方はもちろん、子育て家庭には手放せなくなるはずです。
Source: Re・de