任天堂スイッチ『リングフィットアドベンチャー』レビュー:コツコツやっていたら、2週間目には成果が見えてきた!

  • 19,541

  • Buy
  • author Rina Fukazu
任天堂スイッチ『リングフィットアドベンチャー』レビュー:コツコツやっていたら、2週間目には成果が見えてきた!
Photo : Rina Fukazu

最初は「え!?」ってなったんですけどね。

おうち時間が増えたのを機に、新しい運動のルーティンができたという人はどれくらいいるのでしょうか? わたしは、週1〜2回のジムの代わりにYouTubeを使ってヨガやストレッチをするようになりました。もともと運動は得意ではないほう(体育の成績は万年ひどかった)ですが、一日中座りっぱなしでいることへの罪悪感からなるべく体を動かすように心がけています。

そして先月、ついにニンテンドースイッチの『リングフィットアドベンチャー』をゲットしました! 正確には「コロナのせいでオンラインショッピングが止まらない」という、ニンテンドーゲーム大好きなスイス人の義母がポチったんですけどね。結局買ったきりになっているとかで、しばらく貸してもらうことになりました。

新しいものを手にしたからには、目標をセットすることに。いまは目に見える筋肉をつけるよりも、とにかく体力をつけることに興味があったので「毎日続けて今夏の間にゲームをクリアする」で決まり。あまり追い込まず、ゆるく行こうと思っています。ちなみにニンテンドーによれば、「アドベンチャーモード」は1日30分程度プレイすると約3か月でクリアできるそうです。

「こんなはずじゃなかった...」

というわけで手始めに、有酸素運動と筋力トレーニングが詰め込まれている「アドベンチャーモード」をやってみることに。一言で表すならば、しばらく走ると敵や障害物が現れて、先に進むにはエクササイズが必要になるというストーリー型のゲームです。

ここでいうエクササイズというのは、たとえばスクワットプランクなど数種類のメニューから選べるようになっていて、敵のHPがなくなるまで戦い(動き)続ける必要があります。全体的にはたった数分ほどのトレーニングです。が、これが最初のうちはかなりキツくて、ゲーム開始後すぐに打ちのめされることに...! 普段から運動して体力はあるほうだと思ったのにィ。

なぜなのか。原因はおそらく2つあって、ひとつは慣れの問題だと思います。プレイ中は「次はこれをやるよ」「背中を真っ直ぐ伸ばして」「もっと腰を下ろして」「あと3回!」という感じにリングの形をしたキャラクターが声を掛けてくるんです。もしかすると普段、筋トレ系のメニューはやっていないという人や、マイペースで動くのが好きな人、ジムでパーソナルトレーナーをつけたことがない人には共感してもらえるかもしれませんが、慣れないうちはこのペースに合わせるのに一苦労しました。

また、レベルが上がるにつれてトレーニングメニューが増える(= どの動きをやりたいか選べる)のですが、一番最初はエクササイズの種類が限られているので、苦手な動きも一定回数やる必要があって、普段動かしていない筋肉に負荷をかけることになったのだと思います。

もうひとつは、最初のレベル設定。リングフィットアドベンチャーを初めてプレイするとき、最初に「普段、同年代と比べてどれくらい運動しているか」と聞かれるんです。ここで「そこそこ運動している」を選択して張り切っていましたが、結果的にはおそらくレベルが合ってなかったみたいです。

仕切り直すことに!

その後も毎回、アドベンチャーモードを始める前の段階でトレーニングの難易度について確認してもらえます。前回のトレーニングを振り返って、キツければレベルを下げることも可能になっています(しばらくは「もっとできるはず」と思いながら力試しを続けていたら、数日で自分の体力のなさにウンザリするはめに...)。

ちなみに、リングフィットはゲーム中も「自分に合ったレベルを選ぶように」とリマインドしてくれたり、何度かステージをクリアした後には「今日はそろそろ休みませんか」という具合に様子をたしかめてくれます。

個人的にトレーニングが楽しくなってきたのは、2週目以降のこと。アドベンチャーモードでのレベルが進むにつれて、ヨガのウォーリアポーズなど得意なエクササイズの選択肢が増えてきた頃です。逆に、リングを弓矢のように引っ張る動きなど、苦手なメニューは避けることに。

実際、リングフィットのよいところは、有酸素運動からコアトレーニングまで用意されているなかで、どんなエクササイズがしたいか/どの部位を集中して鍛えたいかによって動きが選べるようになっていること。アドベンチャーモードでは、こうしたメニューが満遍なく用意されていたり、たまに腕や脚などに特化したエクササイズも出てきたり。基本的には全身運動ができるようになっています。

知っている動きなら自分がどこまでできるかわかっていたので、ようやく合理的な判断(昨日のトレーニングはどうだったか聞かれたら、ツラいときは「レベルをひとつ下げる」という選択をする)が迷いなくできるようになりました。

すぐに成果が見えてきた!

リングフィットをほぼ毎日プレイするようになってから2週間が経とうとしていたとき、あることに気がつきました。先週はふつうに着ていたTシャツの袖がピタッとするようになっていたんです。まさかと思ったら、プルプルしていたはずの二の腕がグイッとつまみづらくなっていて、筋肉がついたことに気付きました。

心当たりは、ミニゲームの「ろくろ回し」です。簡単にいうと、画像で出されたのと同じ形の作品をつくるというゲームで、ろくろを回すには腰を下ろして腕でリングを押すという動きが必要になります。作品の出来によって点数がつけられるのですが、これにハマって高得点を目指すうちに手が痛くなる限界まで毎日のようにやっていました。

こんなに短期間で筋肉がついたのはうれしかった一方で、腕をたくましくするのは自分の目指していたところとは逸れていたので「ろくろ回し」はしばらくやめることに。ほかに何ができるかなと画面をいじっていたら、カスタムモードなるものを発見。

専門家が監修したという60種類以上のフィットネスから選べるなかで、気になっていたヨガやエアロビクス系の動きを中心にトレーニングを組んでみました。当初は違和感があった"リングの掛け声"も、この頃には「ナーイス!」「グッジョブ!」とか言われると普通にうれしくなるように(「がんばってるときにがんばったねって言われて嫌な人はいない」って言うけど、納得!)。

さらに、お手軽モードでは「姿勢改善」「腰痛改善」「肩こり改善」「ぽっこりお腹改善」「ヒップアップ」「柔軟性アップ」「スタミナアップ」「すっきり二の腕」をはじめ、気になる部位にフォーカスしたエクササイズもできるようになっています。先述の「アドベンチャーモード」をやった後でもサクッと取り組めるようなボリュームなのでコツコツ続けやすいのと、これならあまり運動する習慣がないうちの両親にも勧めやすいかなという印象です。

結果的に…

使い始めてから1ヶ月以上経過しましたが、完全にハマりました。なんなら週に何回か、1日2回プレイする日もあります。体を動かすのも、ゲームを進めるのも単純に楽しいという感覚があるので、まだ当初の目標のゲームクリアには到達していません(今はレベル40、ワールド05 ドラゴ VS マスター4をやっています)が、今後も続けられそうかといえば確実にイエス! だと思います。

家のなかにいると、どうしても座りっぱなしになったり、なかなか体を動かせずにいたりしたなかで、リングフィットアドベンチャーを使うようになってからは手軽に運動する習慣ができたのと、ジムでマイペースにゆるく運動していた頃よりも成果がすぐに見えたことが大きいのかもしれません。

どんな人に向いているのか

もちろん、運動のペースやボリュームなども含め、効果の感じ方は人それぞれだと思います。それに、ヨガやマラソン、筋トレなどリングフィットなしでもコツコツやってきたという人は、あえてリングフィットを使う必要はないかもしれません。

では、リングフィットアドベンチャーはどんな人に向いているゲームなのか…? 体験者としてたしかに言えるのは、すでにニンテンドースイッチ本体を持っている人で、「運動したい/しなくちゃな」と思っている人には全力でオススメできるゲームだと思っています。うちの義母のように「買っておしまい」というケースになってしまうのでなければ、きっと買って損しないはずです。

※価格など表示内容は執筆時点のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

Source: Amazon

    あわせて読みたい