BlackBerry、何があっても不死身説。なんか縁起いい存在ね。
物理キーボードでお馴染みのBlackBerryが、5G対応のAndroid搭載端末として2021年リリース予定なことがわかりました。もちろん、QWERTYキーボード! リリースするのは、アメリカはテキサスのスタートアップOnwardMobility。そう、またまた仕切り直しの再出発なんです。
BlackBerryについてちょっと解説
頭のこんがらがりを解くために、まずBlackBerryの話。
一世を風靡したBlackBerryはリアルスマートフォンの台頭により存在が薄くうすーくなり、2013年にはオリジナルOSだったBlackBerry OSが開発終了からのAndroidを導入。2016年には中国のTCL集団がグローバルライセンスを取得。本家本元BlackBerryは開発製造から退き、「BlackBerry」の名前だけが残りTCLが製品展開へ。が、そのライセンス契約も今年の8月いっぱいで終了。BlackBerryの名前ももはやこれまでかというところで、OnwardMobilityが再びライセンス契約となりました。
なにがあっても、どんな状態でも、生き残るBlackBerry。しぶといですね。あまりのしぶとさ、前進あるのみの姿勢に、頭の中で『半沢直樹』のテーマソングが流れましたよ。
BlackBerryの名に恥じないものになる
ネタ元のThe RegisterがOnwardMobilityに取材したところ、最大の個性である物理キーボードの最終的なデザインはまだ調整中ながらも、BlackBerryの名前、歴史に恥じないものになるのは間違いないと言います。もちろん、BlackBerryの強みのひとつであるセキュリティにも注力。つまり、開発が変わり、より現代のニーズにあった端末になるもの、BlackBerryがBlackBerryである根本的な部分はそのまま活かされるわけです。
端末スペックやデザインもまだわからず。今まで通り、ビジネス使用をメインで考えてはいるものの、日々使えるスマホとしてそれ相当のスペックになるとのこと。価格帯も明かされていませんが、「他社と競える設定」というので楽しみですね。存分に戦ってもらって、安価モデルもあるといいね。ヨーロッパと北米で、来年前半リリースを予定。
物理キーボードの携帯? ウケル! って思う若者よ、かつてあれがクールな時代があったんです。あの小さなキーボードでカチャカチャやる姿がかっこよかった。大人はBlackberry、若者はSidekick。オバマ前大統領だって使ってたんだからね!
Source: The Register via The Verge