アップルによる「Apple」という名称の繰り返しは、今に始まったことではありません。
私達はApple Watchを身に着け、Apple Musicを購読し、Apple Music 1を聞き、Apple TVセットトップボックス上のアプリで視聴するApple TV+にお金を払い、Apple News(あるいはApple News+)を読み、Apple Arcadeをプレイし、Apple Payで支払うのです。Apple、Apple、Apple、Apple、Apple…。
Apple(アップル)は米国時間8月18日、グローバルなラジオ配信サービスにヒットステーションとカントリーミュージックを追加すると発表しました。一方で、既存の人気ステーションこと「Beats 1」は「Apple Music 1」へと改称されることとなったのです。これ、はたしてわかりやすい改称なのでしょうか?

すこしまとめてみましょう。Apple Music 1はApple Musicのアプリで視聴でき、それにはApple Musicの購読が必要です。Apple Music、Apple Music、Apple Musicと、なぜ同じ名称が繰り返されるのか…海外放送局HBOよる悪しき改称の記憶が蘇ります。ちなみに当のアップルは、改称の理由について何も語っていません。
アップルといえば、複数サービスをバンドルした「Apple One」を近日リリースする、なんて噂もありましたね。同社はあらゆる場所に「Apple」という文字を配置して、より顧客に印象付けようとしているのかもしれません。今回追加されたヒットステーションとカントリーミュージックも、いずれApple Music HitsやApple Music Countryに改称されるかも…?
訂正[2020/08/20]「Apple Watchを購読」を「Apple Musicを購読」に訂正いたします。