電子書籍リーダーも折りたたみ型へ。E Ink社のプロトタイプ

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • たもり
電子書籍リーダーも折りたたみ型へ。E Ink社のプロトタイプ
Gif: Goodereader

本みたいに、パタンと閉じる。

E Ink社の電子ペーパーは、低電力消費で、明るい日光の下でも読みやすいことに加え、有機ELスクリーンのように曲がりもします。折りたたみ型スマホやタブレットが話題になっていますが、折りたたみ型電子書籍リーダーが話題になる日も近いかもしれません。

E Ink社の東京にある研究施設で開発されたプロトタイプの動画が、電子書籍リーダー系ニュースサイトのGoodereaderでシェアされています。この数年、同社はCESのような展示会で折りたたみ型デバイス試作モデルのデモを行ってきましたが、完成品にかなり近そうなプロトタイプを世間にお披露目したのは、今回が初めてです。

この電子書籍リーダーは閉じた状態だとハードカバー本ほどのサイズで、開けば10.3インチの電子ペーパーがペーパーバックの小説を見開きで表示できます。畳む際にスクリーンが挟まれて損傷することがないようにするヒンジの構造が開発され、幅広ベゼルには操作ボタンが並んでいます。スクリーンはタッチジェスチャーやタップにも対応しており、スタイラスペンを使ってメモを取ったりイラストを描いたりするのにスタイラスペンを使えるようWacomのテクノロジーを搭載(reMarkableタブレットのような電子インクデバイスに似ています)。

Video: Goodereader / YouTube

プロトタイプのスクリーンに対しては独特なアプローチもされていました。OLEDディスプレイだとバックライトがなくても発光しますが、電子書籍リーダーは暗い中でも読めるようにするためLEDライトを搭載しています。このプロトタイプでは上部のバーにLEDライトが組み込まれて画面を照らすものの、中央部分は暗いままでしたし、バーは端末を閉じる前に元に戻す必要がありました。

今回の折りたたみ型電子書籍リーダーの販売時期について、詳細は分かっていません。同社はデバイスの製造はせず、そのユニークな画面テクノロジーをKindleとNiaといった電子書籍端末を製造するAmazonやKoboにライセンス供与しています。もしベゼルを縮めてLEDを実装する良い方法を見つけられたら、製品化にぐんと近づきそうです。

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