Galaxy Tab S7ハンズオン:iPad Proの対抗馬になれる予感

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
Galaxy Tab S7ハンズオン:iPad Proの対抗馬になれる予感
Image: Sam Rutherford - Gizmodo US

久々に本気のAndroidタブレットを見た気がする。

5つの新ハードウェアが発表されて盛りだくさんだったSamsungのUnpackedイベントでは、Galaxy Tabシリーズもアップデートされました。今回発表のGalaxy Tab S7(以下Tab S7)・Galaxy Tab S7+(以下Tab S7+)はWindowsやXboxとの連携機能が追加され、Androidタブレットの可能性を一気に広げてきそうな予感です。ハンズオンした米GizmodoのSam Rutherford氏も手応えを感じているようなので、以下どうぞ!


Samsungの最近のフラッグシップAndroidタブレットふたつ、Galaxy Tab S4とTab S6は、とくに問題ないデバイスでしたが、iPad ProとかSurface Proといったメジャーどころには全然及んでませんでした。でもTab S7にはAndroidタブレットに求めうる機能すべて(もしかしたら必要性を感じてなかったものまでも)が詰め込まれていて、今までの流れを変えようとしてるのがわかります。

650ドル(約6万9000円)のTab S7と850ドル(約9万円)のTab S7+はSamsung風味のiPad Proといった趣で、前者は11インチの2560 x 1600液晶ディスプレイ、後者はもう少し高解像度でカラフルな12.4インチの2800 x 1752のAMOLED(有機EL)ディスプレイです。また前者には側面に、後者にはスクリーン上に指紋センサーがあり、RAMとストレージも前者が6GB・128GBなのに対し後者は8GB・256GBと、Tab S7+のほうが何かと少しずつハイエンドです。でも違いはこれくらいで、どちらもQualcommの最新モバイルプロセッサ・Snapdragon 865+を搭載、あとはSamsungの他のプレミアムモバイル端末同様に5Gにフル対応しています。

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Image: Sam Rutherford - Gizmodo US

でも両Tab S7をメジャーなタブレットに並ぶところまで引き上げているのは、刷新・追加されたパーツやソフトウェアです。たとえばデジタルアーティストなユーザーにとって一番大きいのは、タッチ入力のレイテンシが40ミリ秒から9ミリ秒へと大幅に小さくなったことでしょう。このことと、ディスプレイのリフレッシュレートが(Androidタブレットでは初めての)最大120Hzに増強されたことが相まって、ビジュアル品質は大きく向上したはずです。

そして(Apple Pencilと違ってTab S7に無料で付いてくる)S Penを使ったAir Gestureも追加され、ホームに行く・戻る・最近使ったアプリリストを表示・SamsungのSmart Selectツールを使うといった操作がS Penの一振りで可能になりました。Samsungいわく、この機能はプレゼンのときに大活躍するそうです。PowerPointのスライドを進める以上の複雑な操作を、本体にわざわざ触らなくてもS Penをリモコンにしてできるってことですよね。

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Image: Sam Rutherford - Gizmodo US


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Image: Sam Rutherford - Gizmodo US


Tab S7でメモを取りたい人にもうれしい機能があります。Notesアプリがアップグレードされて、リアルタイムでのデバイス間自動同期とか、手書きメモとボイスメモとの同期ができるようになりました。つまり、Notesのメモを元にボイスメモの対応する部分に飛んだりできるんです。さらにPDFにメモを入れたり、手書きで斜めになった文字をまっすぐに直したりもでき、取ったメモを後から使いやすくする工夫がいろいろ入っています。Samsungは書類やメディアを見つけやすいように、パソコンみたいな入れ子のフォルダシステムも作ってくれました。

またTab S7をセカンダリデバイスとして使うとき用に、SamsungはMicrosoftと組んでWindows 10とTab S7の間でのファイル共有を簡単にするとともに、画面のミラーリングやマルチウィンドウ、ドラッグ&ドロップの拡張などもしました。さらにDeXモードも合わせると、Tab S7は仕事用のスタンドアロンデバイスとしてもより使いやすくなっている感じです。

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生産性という意味では、Tab S7+(右)のほうが画面が大きくファンクションキーの列があるのでベターです。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

Tab S7の半ば必須のオプション、取り外しできるキーボードも改善されました。Tab S7+ではタッチパッドが大きくなり、ファンクションキーの列も追加されて、明るさや音量調節がしやすくなっています。

これらはすべて、Tab S7でWebを見たり映画を見たり以上のことしたい人にはすごく大事です。とくにSamsungの独自機能が入っていない一般的なAndroidタブレットと比べると、その差は大きいです。

でもTab S7は、仕事一辺倒じゃありません。Windowsと連携するだけじゃなく、Tab S7では(Galaxy Note 20と並んでXbox Game Pass Ultimateのゲームストリーミングもサポートされるようになるからです。つまりXboxのいろんなゲームをタブレットでプレイしつつ、重たいグラフィックスはサーバー側で処理してくれるから動作も軽快。デスクトップパソコンとかゲーミングラップトップを家に置いたまま、外出先でTab S7を使ってできるゲームがたくさん(9月15日のローンチ時点では100タイトル以上を予定)あるってことです。

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Image: Sam Rutherford - Gizmodo US

ただ今のところひとつ僕が気づいた問題点は、USB-Cポートがひとつしかないことと、ヘッドホンジャックもないことです。iPad ProのMagic Keyboardと違って、Samsungのキーボードアクセサリには追加のポートがないので、何か仕事をしようとするとドングルを持ち歩くことになりそうです。

先週、Tab S7の噂を追っている中で、僕はTab S7+がSamsungにとってiPad Proへの答えになりうるだろうかと考えていました。今こうして正式に発表されたTab S7のスペックや機能を見ると、他のAndroidタブレットより頭ひとつ抜けていて、パワフルだし均整が取れてる感じがします。Tab S7が本当にiPad ProやSurface Proと戦えるものになっているかどうかは、これから試されていくことでしょう。

Tab S7とTab S7+はそれぞれ650ドル(約6万9000円)と850ドル(約9万円)からで、色はブロンズ、シルバー、ブラックの展開です。発売は今年秋の予定です。

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