Galaxy Watch3ハンズオン:Apple Watchの強敵、ついに登場か

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
Galaxy Watch3ハンズオン:Apple Watchの強敵、ついに登場か
Galaxy Watch 3の41mmモデル、Mystic Bronze。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

そろそろオルタナティブが来てもいい頃。

スマートウォッチ市場はほとんどApple Watchの独擅場ですが、SamsungがついにAppleの牙城を崩すのかもしれません。SamsungのUnpackedイベントでGalaxy Watch3が発表されたんですが、ハンズオンした米GizmodoのVictoria Song記者によれば、今までのGalaxy Watchよりだいぶ期待できそうです。以下、どうぞ!


これまでSamsungのスマートウォッチは、アップデートのたびにApple Watchに近づいてきましたが、つねに何かがズレていました。でもSamsungはついに、世界一売れているスマートウォッチの真のライバルを生み出すことに成功したのかもしれません。

8月5日、SamsungのUnpackedで発表されたGalaxy Watch3は、2018年のGalaxy Watchをアップデートしたものです。って、これ間違いじゃありません。Samsungは2代目なのにあえて「Galaxy Watch2」じゃなく「Galaxy Watch3」って名前を付けたんです。多分Galaxy Watch Active2と紛らわしいからだと思われます。つまり「Galaxy Watch3」という名前には、機能を絞ったActiveラインとは別物で、フラッグシップにふさわしいフル装備でいくよという意気込みが込められているようです。

まずスペックからいきましょう。Samsungの最近のスマートウォッチと同じく、Galaxy Watch3は1.15GHzのExynos 9110搭載ですが、OSはTizen OS 5.5、RAMは1GB(Galaxy Watchは768MB)、ストレージも8GBに増強されました。センサー系では加速度計、ジャイロスコープ、気圧計、環境光センサー、光学心拍センサー、GPS、NFC決済機能を完備、接続系ではLTE、Bluetooth 5.0、Wi-Fiは802.11b/g/nに対応しています。米国の大手キャリアには全対応してます(データ利用料はキャリアによって違います)。

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45mmモデルと41mmモデル。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

サイズはふたつ、41mmと45mmで、Samsungによればどちらも先代より8%小さく、14%薄く、15%軽くなりました。それでも画面サイズは小さくなるどころか、むしろちょっと大きくなっているそうです。ちなみに画面は引き続き常時オンが可能です。

41mmのほうのバッテリーは247mAhで画面サイズは1.2インチ、45mmは340mAhに1.4インチです。41mmも45mmもバッテリー持ちはだいたい2日間ありますが、45mmのほうは使い方によっては足りなくなるかもしれません。サイズによって違うのはこれくらいで、他の部分は内部のパーツも同じ、対応するSamsung製品でワイヤレス充電できることも共通です。

デザイン的には今までのものからそんなに離れてはいません。丸いフェイスも、特徴的な回転ベゼルもそのままです。ただ41mmのほうのベゼルは滑らかに回りますが、45mmのほうは回すとカチカチします。カラバリは41mmがMystic BronzeとMystic Silver、45mmがMystic SilverとMystic Blackです。選択肢としては十分そうです。

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比較ショットをもう1枚。左が先代Galaxy Watch、右がGalaxy Watch3。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

スペックだけ見るとまずまずといった印象ですが、今回新機能がたくさん追加されてます。とくに米国国立睡眠財団とパートナーシップを組み、睡眠トラッキングと分析機能がよりディープになりました。Samsungいわく、REM睡眠サイクルのトラッキングや睡眠の質測定、呼吸の測定といった機能を新たに開発したそうです。

Samsungはまた、活動量トラッキングも強化したと言ってます。Galaxy Active2ではランニングコーチが登場しましたが、Galaxy Watch 3ではさらに垂直振動や接地時間、最適滞空時間、バランス、起伏、硬直度といったデータを出してくれます。あとは最大酸素摂取量、血中酸素濃度もオンデマンドで測れるようになりました。トラッキングできる運動の種類は40種類に及び、そのうち7つは自動でトラッキングできます。こうした健康系機能は米国ではすぐにサポートされず、今後のアップデートでの対応になりそうです。あとはSamsungが作ったワークアウト動画を直接SamsungスマホやTVに同期できるっていう機能も興味深いです。

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Galaxy Watch Active2ではデジタルベゼルにリプレースされていた回転ベゼルでしたが、Galaxy Watch 3では健在。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

これらはみんなそれなりに意味のあるアップデートですが、SamsungはAppleに追いつくまで満足しないことでしょう。Galaxy Watch3にはECG(心電図)機能も血圧計機能もありますが、「つまずき検知」機能も追加されました。その名の通り、ユーザーが転んだまま起き上がらないと、最大4人までの指定した相手にSOSメッセージが送れるってやつです。ただSamsungいわく、ECGと血圧計に関しては、韓国では前から承認が下りてたんですが、米国の食品医薬品局(FDA)の承認はECGのほうが下りたばかり、血圧計は未承認です。なので韓国では両方の機能が発売と同時に使えるんですが、米国ではしばらく使えません。

と、ちょっと欠けてる部分はありますが、大きな目で見るとGalaxy Watch3に期待できない理由にはなりません。もしGalaxy Watch3を持っていれば、万一この後Samsungが新しいスマートウォッチを追加した場合でも、承認が下りた時点でGalaxy Watch3にも機能追加されるはずです。Fitbitも2018年以降のモデルのほとんどに血中酸素濃度センサーを搭載しつつ、このセンサーを使った機能が追加されたのは2020年に入ってからでした。

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健康トラッキング系機能も拡大。(Image: Sam Rutherford - Gizmodo US)

まとめると、Galaxy Watch3はApple Watchと競合できる唯一のAndroid系オルタナティブになっていきそうです。WearOSスマートウォッチはハードウェアに問題があって、このレベルに来てるものはひとつもないし、Fitbitもまだまだです。Samsungは最近良くなりつつあったものの、ほんのちょっと届いてませんでした。Galaxy Watch3が本当に今までの問題を解決したのか、試してみる必要があります。

Galaxy Watch3は米国では8月6日にSamsungのWebサイトとキャリア、主要な小売店で発売されます。Bluetoothバージョンの41mmモデルは400ドル(約4万2000円)、45mmモデルは430ドル(約4万5000円)です。LTEバージョンはそれぞれ450ドル(約4万8000円)と480ドル(約5万1000円)になります。

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