iMac 2020レビュー:(たぶん)最後のIntel iMacは最高のiMacでした

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  • author Caitlin McGarry - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
iMac 2020レビュー:(たぶん)最後のIntel iMacは最高のiMacでした
Photo: Caitlin McGarry/Gizmodo US

Intelまだはいってる。

先日リリースされたばかりの新iMac。Appleシリコン発表後にIntelで発売された端末だけに注目を集めています。いまIntel Macを買うべきか、AppleチップMacを待つべきかという悩みはあるものの、さっそく米GizmodoがiMac 2020年版をレビューしました!


27インチの新iMacは素晴らしい! それもそのはずで、CPUがIntel第10世代CPUにアップグレードされており、プロセッサが重要となる重たいタスク=クリエイティブ系ワークが捗ります。さらに、いまだかつてないほどスクリーンが美しいです。

Intel iMac vs. Apple Silicon iMac

このiMacを見て最初に思うのは、この手のiMacはこれで最後かもということ。この手とはつまり、IntelはいってるiMacという意味。Appleは、今年のWWDCでARM Macへの移行を発表。今後2年かけて、Apple Siliconを搭載した機種へと変わっていきます。つまり、IntelがはいっているiMacはたぶんこれが最後。もしかしたら、ここ10年親しんできたこのデザインも最後になるかも。

デザイン変わるかもなら新しいやつ待とうかなという気持ちはわかりつつも、世の中見た目がすべてではありません。パワーがものをいうiMacのような端末は、特にマシンの安定性も大切ですから。Apple Silicon導入の初代端末は、見た目が一新されてスピードも速くなるかもしれませんが、初代あるあるの不具合の多さも予想されます。動画編集をする人にとっては、マシンの安定性はスピードと同じくらい重視したい要素。となれば、長年愛されてきて安定感どっしりのiMacの方が良いという見方もできますね。

iMac(2020年版、27インチ)

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Photo: Caitlin McGarry/Gizmodo US

これは何?:Appleのトップライン全部入りデスクトップ。

価格:1,800ドルから(19万4800円から)※レビュー端末は4,500ドル。

好きなところ:マットなNano-textureガラスのスクリーンは美しいの一言。パワフル性能。1080pフロントカメラ。

残念なところ:Nano-textureガラスのオプションが+500ドル。デザインが古い。

変わらぬデザイン、進化したスクリーン

まず見た目。最新iMacといえど、1つ前のモデルと瓜二つです。まったく同じです。このデザインに落ち着いてけっこう経ちますが、クラシックと言えば聞こえばいいけれど、少々古くなってきている気もして…。いまだにベゼルが激太だし、Appleロゴのスペースとりすぎだし。もう少しスクリーン比があがったら、大まかなデザイン一緒でもアップグレード感があったんですけれど。デザイン自体はスリムでスタイリッシュなので、残念です。

フレームはちょっと残念でも、スクリーンは素晴らしい。AppleがPro Display XDRで世に出したNano-textureガラス。このPro Display XDRは、6000ドルもする超高額モニターなので、普通の人向けではありません。が、Nano-textureガラスがiMacで体験できるのでうれしい。嬉しいけど追加500ドル(5万円)。500ドルのオプションは高いけれど、正直その価値ありだと思います。500ドルあるならRAMやプロセッサにオプション付けようかなという気持ちもわかるけど、Nano-textureガラスもおすすめ。本当に綺麗なんです。

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Photo: Caitlin McGarry/Gizmodo US
Nano-textureガラススクリーンで長時間使用でも目が疲れにくい。

デフォルトのスクリーンもアンチグレアのコーティングがされていますが、Nano-textureガラスになるとほぼノーグレア。Appleいわく、標準的なマット仕上げディスプレイが光を散乱させるのに対し、Nano-textureはナノメートルレベルでガラスに実際に彫り込みが施されているので、映り込みを最小限に抑えながらも、コントラストはキープ。仕事ではなく映画見るのにiMac使っちゃう自分としては、この美スクリーンには震える! 今までで最高、人生で1番のスクリーンだといえます。

目に優しいのもありがたくて、持ってる端末全部をNano-textureガラスにしたいくらい! …もし、できてもしないかもだけど。というのも、このスクリーンお手入れが面倒なんです。Apple特性のマイクロファイバークロスが同梱されており、それでホコリをはらうくらいで済んでいますが、これはデスクトップだからの話。ラップトップやタッチスクリーン端末だと、画面の汚れがホコリはらう程度ではすみませんからね。となると、やっぱりNano-textureガラスは、鎮座していられるプロダクト(Pro DisplayやiMac)オンリーということかな。あと、500ドルの価値十分ありつつも、もうちょっと安ければなーと言わずにはいられません。

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Appleロゴ入りの特性クロス。
Photo: Caitlin McGarry/Gizmodo

重タスクもサクサクのパワー

レビュー用としてAppleからやってきた端末の追加オプションは、Nano-textureガラスだけじゃありません。第10世代Intel Core i9プロセッサ(10コア)、AMD Radeon Pro 5700 XT GPU(VRAM 16GB)、RAM 32GB、SSD 1TBの強力マシン。お値段4,500ドル

27インチiMacは、1,800ドルスタートですが、ありとあらゆるパーツにアップグレードオプションがあります。4,500ドルにまで装備されたレビュー用iMacをテストしましたが、当たり前ですがめちゃくちゃ強いです。Blenderでの3Dイメージレンダリングは、わずか2分29秒。これは、カスタムWindowsマシン(第10世代Intel i9&Nvidia RTX 2080 GPU TI)よりも速いです。Handbrakeでの動画編集テストでは、4K動画ファイルの処理がわずか5分29秒。ストックCPUが6分だったのでこれも圧勝。Geekbench 4でのシステムテストのスコアは、シングルコアが6382点、マルチコアは42417点で、これも非常に高い結果に。

ゲームでは、過去編集部がテストしたWindowsのゲーミングPCには劣り、『Shadow of the Tomb Raider』を最高画質設定(1920 x 1080)で82fpsでした。驚く数字ではないとはいえ、iMacのターゲットはコアゲーマーではないと思うので、ま、ここは目をつぶっても。

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Photo: Caitlin McGarry/Gizmodo US
重いタスクもサクサクこなすiMac。

そもそもiMacは、Final Cut ProやPro Toolsなどを使う、パフォーマンスが必要な重いタスクをこなす人向けのもの。私の仕事はiMacには軽めなので、音楽プロデューサーである夫にも使ってもらいました。が、これがある意味大失敗。Logic Pro Xを触っていた夫が、iMac大絶賛で4,500ドルモデルのiMacを買うって言い出したんです…。

プロ仕様のスタジオで仕事をしていた夫が、コロナパンデミックによる在宅ワークで、MacBook Pro 13インチを抱えて仕事していたので、iMacの良さがますます身に染みたようですね。Nano-textureガラスのスクリーンを「1日中見ていられる!」と絶賛する一方で、基本タスク(夫の場合はオーディオファイルを取り込んでの編集作業)も驚くほど速い、結果仕事全体がスムーズで早く終わる!と誉めまくっています。

新iMacには、Appleがスタジオ品質と豪語する3マイクアレイがあります。が、防音の部屋でレコーディングしない限り、プロ仕様にはちょっとエコーがきついです。また、iMacはポータビリティが低いので、レコーディングのためあっちこっちに持っていくというのもできません。そうなると、せっかくのマイクですが、やっぱりレコーディングよりは編集向けのマシン。

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Photo: Caitlin McGarry/Gizmodo US
必要なポートは全部あり!

最後に気になったことをメモ。iMacの1080pフロントカメラは非常にいいのですが、もっとグレードあがっててもよかったのにとも思います。今の世の中、仕事や家族、友達との連絡もテレビ電話が増えていることもあって、もうちょっといいカメラでもよかった。ただ、T2セキュリティチップのおかげで、FaceTimeカメラでのライティングは常に適切。顔を動かしてもいい塩梅に映るところは好きです。少なくても、MacBook Proのカメラよりは綺麗に映りますよ。T2でブーストされるスピーカーも良き。iMacでビヨンセ流してたら、夫から「スピーカー何使ってるの?」と聞かれましたが、もちろんこれは褒め言葉。

Appleは、そう遠くない将来、デザインが一新されApple Siliconを積んだARM iMacを出すでしょう。でも、それはそれ。今iMacを買わない方がいいということではありません。iMac 2020年モデルは、パフォーマンス良し(RAMとプロセッサをオプションアップグレードするのオススメ)。プラス500ドルの価値十分の美スクリーンNano-textureガラス良し。来年モデルなんて考えずに、高性能かつ安定感のある端末を求めるなら、今のIntel入ってるiMacは買いです。

まとめ

・500ドルオプション追加の価値あるNano-textureガラス。

・高性能&馬力でクリエイティブ系タスク向け。

・フロントカメラ良き。

・オプション追加しまくるととんでもない高額マシンに。

・デザインが少々古い。ARM iMacが出たら、その古さが一層際立ってしまうかも。

Source: Apple

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