色褪せぬ魅力!
『マーベルズ(マーヴルズ)』などで知られる人気アーティストのアレックス・ロスが、ニューヨークにあるマーベル・コミックスの本社の壁に貼られるアートを制作し、そのメイキング動画が公開されました。
レイアウト等は壁のサイズが決まる前から始めていたため、最終的には予定の倍の幅のとなり、キャラクターを追加することになり、総勢35名ものキャラクターが並ぶことに。
スケッチの段階からして凄まじいクオリティ。各キャラクターはそれぞれ個別に描かれており、いずれ個別にポスターなどで商品展開ができるように作られているとのこと。
各キャラクターは、そのデザインの複雑さによってばらつきはあるものの約1日で描けるのだとか。アレックス・ロスの作品の中でも特にその美しさが際立つクロームだったりメタリックだったりするキャラクターはやっぱり時間がかかる様子。
またアレックス・ロスはヒーローのコスチュームが「全身タイツじゃん」とよく言われることに対して、これは「どんな素材であれ、人間の姿を最も純粋な形で描いたもの(中略)純粋な人間のイドのようなもの」という彼の解釈も披露。
アレックス・ロスはクラシックなデザインのキャラクターを描くイメージがありますが、彼は自分のキャリアを通じて時代を超越したバージョンを歓迎し、今回も各キャラクターの不朽の姿を描いたのだとか。
また、動画では参考写真を見ながら絵を描いているのがわかりますね。写実的なタッチなアレックス・ロスが、様々な参考写真を用意するのはファンには有名な話(それについて語ってるインタビューもあります)。
こうして完成した絵は拡大され、編集部の壁一面に貼られることに(これはこれで、なかなか難しそうな作業だ)。こうして並んでいるとかなりの迫力。一度でいいから実物を見てみたいですね!