気軽に行ったり来たりするもんじゃないけどね。
日本経済新聞が、スマホ・携帯電話の電話番号そのままで他社に乗り換える、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)の転出手数料について、総務省が原則無料とする案をまとめたと報じています。
転出料金原則無料化。24時間対応化へ
今のところ、転出には大手キャリアだと3,000円程の手数料が必要になります。これを、ネットからの手続きでは無料で24時間利用できるように求めていくようです。
一方で、店舗で手続きをする場合はコスト負担も考えて、上限1,000円までの手数料も認める方針。総務省としては、こうして利用者が気軽に乗り換えられるようにすることで、会社間の競争を促進して、携帯電話コストの引き下げに繋げたいのだとか。
各社の引き止めバトルにも待った!
なお、乗り換えにあたって安い別プランへの誘導やポイント付与での引き止め、乗り換えを引き留める行為の禁止なども盛り込まれてるそうです。もう本当に「出るものは追わず」といったレベルですね。
冷静に考えると、乗り換えが手軽になった結果「ポイントあげちゃうから待って! な勝負」になっても困ります。コストダウンを狙うなら、セットで施工しないと確かにマズイわ…。
この案は9月ごろに報告書案をまとめ、一般からの意見公募を経て、関連ガイドラインの改定を目指すとのこと。SIMフリー端末も一般化してきましたし、乗り換えコストが下がるのも利用者としてはありがたい話しなので温かく見守りたいところですけど…。さて、うまく行きますかね?
Source: 日本経済新聞