UBバークレーのD.C. Zook教授が「世界で一番発音が間違われている単語」と嘆く言葉があります。元の発音と違いすぎて、聞くたびに萎えるんだそうですよ?
ヒント:日本のみなさまは、たぶん大丈夫。
さて、なんでしょう?(こたえは、スクロールダウンすると表示されます)
こたえ
KARAOKE
英語発音は「キャーリヨーキー(carry yokey)」。確かに「Karate(カラーティ)」以上に距離があります。
教授はこう言ってますよ。
Kyotoも2音節なのにみんな3音節だと思ってる。
「キィ・ヨー・トー・プロトコル(Kyoto Protocol:京都議定書)」って聞くたびに「the oh toe」じゃないんだからさ~とワナワナきて、一升瓶のSake(英語でサーキィ。教授は音声読み上げ版でサケと根性で発音)を、半分がぶ飲みしないと気が鎮まらない。
Sakeも「ケ」であって「キ」ではない。
Pokeも「ポケ」なのに「ポキ」になっていて「お昼にポキ食べた」と聞くたびにオイオイと悲しくなる。
UCバークレーの鐘楼Campanileも語源のイタリア語では「カンパニーレ」なのに、職員も学生も「カンパニーリ」と呼んで平気だし、隣のカフェではexpressoが売られている。espressoじゃんね。
…とまあ、細かいこと言い出したらキリがないけど、世界中が発音を間違えていて、もはや犯罪レベルな言葉と言えば、Karaokeを置いてほかにはない。
たった7文字なのに、かわいそうにな…。たまたま最初に目にしたやつが「carry yokey 」って誤魔化したばかりに、恐ろしいことにそのまま世界中に広まって定着してしまったんだろう。「i」も「y」もないのに、一体全体どこをどう間違えたら「 kariyokey 」になるんだ!?!?! (思わず絵文字が飛び出して、絵文字の解説に移る)
マイナー言語への愛を感じますね。面白くてニヤニヤしながら最後まで読んでしまいましたけど、読者からは「に、日本人だってOrchestraをオケって呼んでるんだからね!」の声も寄せられていますよ。…う…Engrish(和製英語)を突かれると痛い…アイタタタタタ…。
おまけ
Sources: DCZook