スクリーン越しの美しさに限界はない。
Galaxy Note 20 Ultraのデビューとともに、Samsung Displayは新技術を搭載したモバイルスクリーンがこれ採用されていることを発表しました。モバイル向け新スクリーンとは、より映像がスムーズで美しく、かつ消費電力が少ない可変リフレッシュレート(VRR)ディスプレイです。Note 20 Ultraは、SamsunのVRRディスプレイが初めて搭載される端末の1つ。
最大リフレッシュレート120Hhz&リフレッシュレート変更可能(10hzから120hz)で、表示するコンテンツのタイプによって適切に表示を合わせることができる新ディスプレイ。その上、画質を落とすことなく、今日の一般的なディスプレイよりも消費電力を20%カットするというのですから、期待せずにはいられません。
可変リフレッシュレート?という人に簡単に説明すると、リフレッシュレートとは1秒間に何回画を表示(切替)できるかということ。1秒間に30hzと60hzならば、60hzの方がたくさん画像切替しているので、そのぶん表示される映像がスムーズで美しいということになります。ゲーマーのみなさんにとっては、リフレッシュレートはとっても大切。一方で、スマホはYouTubeで動画見るだけ、ウェブ観覧やメールくらいという人には、120Hzなんて宝の持ち腐れでしかなく。また、GPUとの相性でリフレッシュレート固定だと足を引っ張ったり引っ張られたりすることもあり、結果生まれたのがリフレッシュレートをコンテンツに応じて変えることができる可変リフレッシュレート。1つのスクリーンで30Hzにもできるし、60Hzにもできる。
スマートフォンにおける高リフレッシュレートと言えば、最初に始めたのはOnePlus。90Hz OLEDディスプレイを展開(その前にMotorolaの初代Razerの90Hz LCDスクリーンもあり)しました。しかし、OnePlus 7 Proのディスプレイを作ったのはSamsung Display。
デスクトップもラップトップもモバイルも、高リフレッシュレート化が昨今すすんでいます。高リフレッシュレートが、ハイエンドスマホの基本スペックとなっていくのは当然の流れ。Note 20 Ultraしかり、Pixel 4しかり、もしかしたら秋登場予定のiPhone 12(仮)だって! となれば、今回Note 20 Ultraで商業化されたSamsung DisplayのVRRディスプレイは、ここから大きく飛躍するかもしれませんね。Samsung端末に限らず他社のスマートフォンからでさいようされる可能性もかなり高いでしょう。もちろん、ニヤリとしているのはSamsung Dispiayだけでなく、ゲームやアプリの開発者はより高リフレッシュレート向け美コンテンツを作ることができ、ユーザーはそれにあやかれる。つまり、ありがたい流れ。
スクリーンの中に広がる世界は、止まるところを知らずどんどん美しくなっていくわけです。…リアルもがんばんなきゃだな。
Source: Business Wire