最新Apple Watch「Series 6」とお手頃な「SE」について、知っておくべきことまとめ #AppleEvent

  • 58,540

  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
最新Apple Watch「Series 6」とお手頃な「SE」について、知っておくべきことまとめ #AppleEvent
Image: Apple、Andrew Liszewski - Gizmodo US

時節柄もあってか、ますます健康に本気。

本日予想通り、Apple Watch Series 6(以下Series 6)が発表されました。そして予想通り、Series 6の小さな友だち・Apple Watch SEもやってきました。Apple Watch SEはSeries 6よりお手頃で、でもSeries 3よりはちょっと進んでる、ミッドレンジな位置づけです。

血中酸素濃度測定で健康系がさらに強化されたApple Watch Series 6

Series 6のポイントは、血中酸素濃度が測れることです。血中酸素濃度の測定は、新搭載のセンサーが赤い光と赤外線を手首にあてることで機能し、アプリが15秒で判定結果を出してくれます。寝てる間にバックグラウンドで動くこともできます。Series 6の内部には先代より20%速くなったS6プロセッサが搭載、スクリーンは屋外で2.5倍明るくなったとされ、常時オンの高度計も入ってます。あとECG機能に関して、これまで心拍数が毎分50〜120の範囲を外れるとデータがあやふやになることがあったんですが、そこがアップグレードで改善されました。バッテリーに関しては、Series 6は今まで通り18時間のままですが、1.5時間でゼロから100%になる急速充電が可能になりました。国内価格は42,800円(税別)から。

睡眠トラッキングの追加はWWDCでも聞いてたので、サプライズではありませんでした。プレビューした感じでは他のスマートウォッチよりベーシックな印象でしたが、血中酸素モニターがバックグラウンドで動いてるので、これからもっと高度な機能が入ってくる可能性も広がります。

Appleはこれら新機能に合わせて3つの研究を立ち上げ、ひとつはカリフォルニア大学アーバイン校とAnthemとの共同で、血中酸素濃度がぜんそく症状の管理に使えるかどうかを見ていきます。ふたつめはTed Rogers Centre for Heart ResearchとPeter Munk Cardiac Centre at the University Health Networkとの研究で、Apple Watchで得られるデータが心臓疾患にどう役立つかを分析します。3つめはSeattle Flu Studyとワシントン大学医学部とともに、心拍数と血中酸素濃度がインフルエンザやCOVID-19といった呼吸器系疾患の発見に役立つかどうかを研究していきます。

watchOS 7によるアップグレードも

今年秋にリリースのwatchOS 7で追加される新機能もあります。6月のWWDCで睡眠トラッキングとか手洗いタイマーが発表されたので、Series 6がどうなるかの予想はだいたいできてましたが、VO2 Max(最大酸素摂取量)の低い値の検知機能と、値が下がったときの通知機能が入ること、それらをどんなハードウェアで実現するかがわかりました。

さらにAppleは新しいFitness+サービスも発表しました。だいたいPelotonみたいなオンデマンドのワークアウトコンテンツなんですが、たとえば動画の上に心拍数とかのデータを重ねて見られたりして、Apple Watchがうまく組み込まれてます。インターバルワークアウトをしてるときに専用のカウントダウンタイマーを使えたりもします。

新色登場、おニューのバンド、ファミリー共有機能

だいたい想定内だった今日の発表ですが、いくつか今までと変わったところもあり、まずはデザイン面。本体に新色も追加され、ブルーとかレッドといった選択肢ができました。文字盤では複数のタイムゾーンを同時に表示できるGMT文字盤とか、経過時間が見られる文字盤、タキメーター、数字のフォントをいろいろ選べるタイポグラフィー文字盤とかも追加になってます。ミー文字の文字盤とか、プライド文字盤、カラフルなストライプを追加できる文字盤とかも使えるようになります。

サプライズだったのはソロループっていうニュータイプなバンドで、これは着脱用の穴とかがなく、伸縮するバンドだけのすっきりしたデザインです。ソロループは7色展開、それからブレイデッド・ソロループっていう編み込みデザインのものもあり、こちらは5色展開です。それからクラスプなしのレザーのバンドとか、穴がいっぱい空いた、集合体恐怖症には怖いApple Watch Nikeのニューバージョンもあります。スーパーリッチな人向けには、Hermes(エルメス)のダブルループとかのバンドもアップデートされました。

デザイン以外で大きな変化は、ファミリー共有設定です。これまでApple Watchを使うにはApple Watchユーザー本人のiPhoneとのペアリングが必要でしたが、ファミリー共有設定を使えば、小さい子とかお年寄りでiPhoneを持ってない人でもApple Watchを使えるようになります。厳しめのペアレンタル・コントロール機能が付いたApple Watchみたいな感じです。

廉価版じゃなくミッドレンジなApple Watch SE

200915_applewatchs6all2
Image: Apple
Apple Watch SEは新たなミッドレンジスマートウォッチ。

もうひとつサプライズだったのはApple Watch SEの位置づけでした。廉価版Apple Watchが来そうって話自体は少し前から出てて、たしかにSeries 3はもう古くなってきたしなーとは思ってました。ただwatchOS 7はSeries 3にも対応してるので、新しい廉価版が来るっていうのは必ずしも確定じゃないと思われていました。が、今日の発表でたしかにApple Watch SEが出るってことがわかったんです。

Apple Watch SEはS5チップ(Series 3より2倍速いです)搭載で、ディスプレイはSeries 3より3割増しで文字が読みやすく、セルラー接続もできます。加速度計やジャイロスコープ、高度計やコンパスなどセンサーはSeries 6と同じで、高度計とかコンパスもあり、転倒検知やノイズレベル、緊急SOS、海外での緊急通話なども使えます。あ、でも血中酸素濃度は測れないそうです。あと今日のキーノートではとくに言及されませんでしたが、Apple Watch SEにはGPSもちゃんと入ってます。

Apple Watch SEもwatchOS 7をサポートするので、手洗い機能とか睡眠トラッキング、ファミリー設定といった新機能も全部使えます。それでも新しい文字盤とかソロループ、ブレイデッド・ソロループ、新しいレザーバンドなどなども使えますが、とにかく大事なのは、280ドル(日本価格2万9800円)からというお手頃な価格設定です。

なのでSeries 3はもう買えなくなるのかなと思ってたんですが、これまたプチサプライズで、お値段1万9800円でまだまだ健在です。なのでApple Watch SEは「最低価格で最低限の機能」というより、「Series 3よりは良いハードウェアが欲しいけど、お金はMaxに出したくない」という人向けの、まさに中間に位置する製品ってことなんですね。

Series 6・Apple Watch SEともに今日からプレオーダー開始、発売は今週金曜日、9月18日です。

新しいApple Watch ほしい?

  • 0
  • 0
Apple

シェアする

    あわせて読みたい