望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」ハンズオン:100mm・400mmレンズがポケットに入っちゃった

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  • author ヤマダユウス型
望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」ハンズオン:100mm・400mmレンズがポケットに入っちゃった
Photo: ヤマダユウス型

圧倒的ズームの世界を持ち歩こう。

キヤノンの望遠鏡型カメラ「PowerShot ZOOM」が、Makuakeにてクラウドファンディングを開始しました。キヤノン×Makuakeといえば、カラビナ型カメラの「iNSPiC REC」がありましたね。あちらも好評でしたが、今回もキャンペーン開始30分ほどで目標金額をクリアしています。

このカメラはとにかくズームに特化していて、100mm(1.2倍)、400mm(4.8倍)、800mm(9.6倍デジタルズーム)のステップズームで、被写体にグ〜〜っと近寄ることができます。

Video: キヤノンマーケティングジャパン / Canon Marketing Japan/YouTube

そのズームっぷりは、このくらい。

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Image: キヤノン

左から100mm、400mm、800mm。一眼レフやミラーレスで同じくらい寄ろうと思ったら、結構な重装備になるでしょう。それが約144gの手のひらサイズで済むってんですから、かなりやばくないですか? 僕はもう去年末から気になってたので、早速出資しました。イェーイ!

スマートなルックス、握りっぷりも心地よし

詳細なスペックはMakuakeのページに書かれているので、重要そうな部分のみ。解像度は1210万画素、画像エンジンはDIGIC 8、センサーは1/3 CMOSセンサー。静止画はjpgのみ、動画はFHD 23.97 / 23.98 fps。手ブレ補正あり。映像表示時間は約70分、撮影枚数は約150枚、録画時間は約60分。防滴防塵はありません。

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Photo: ヤマダユウス型

本体カラーは白のみ。これはスポーツ観戦などに持っていった場合、チームカラーとバッティングしないよう意識したとのこと。ロゴがある部分の外装は光沢感があり、接眼レンズがある左部分はマットな質感。

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Photo: ヤマダユウス型

充電はType-C、ヨシ。カードスロットはmicroSD。

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上部には電源、メニュー、Zoomボタンが。ハンズオンした感触だと、メニューボタンを使うことはあまりないと思うので、大事なのはズームボタンですね。また、撮影した画像は本体では確認できず、スマホアプリ「Canon Camera Connect」と連携させてスマホ上で確認します。「iNSPiC REC」と同じですな。

ズームボタンを押すと、100mm→400mm→800mm(デジタルズーム)→100mm……と、焦点距離がステップズームで切り替わっていきます。途中の画角には止まりません。このステップズームは、ズームレンズというよりもスマホカメラのレンズを切り替える感覚に近いですね(切り替え自体は一瞬)。100mmで被写体を中央にとらえて、400mmで一気に寄る。慣れるとかなりスピーディに操作できます。

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Photo: ヤマダユウス型

底面には視度調整ダイヤル、シャッターボタン、録画ボタンが。個人的にはストラップ穴の存在、イエスですね。シャッターボタンは半押しでAFが動作します。

露出補正などの設定項目はメニューボタンから操作するしかなく、そのメニュー画面も接眼レンズから確認する必要があるため、普通のデジカメほどスピーディな設定は困難です。でも屋内で使った感じだと、そうそう露出をいじる必要もないなと感じました。極端な明暗差を見る場合でも、画角を上手くズラすことで自動補正が上手くいく場合があります。少なくとも想定シーンであるスポーツ観戦や旅行、ライブ鑑賞などでは、露出が大きく変わることもないでしょうし。

なんてお手軽な400mm体験!

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Photo: ヤマダユウス型

構えるとこんな感じですが、400mmの望遠でモノを見てるとは思えない手軽さでは? ポケットからスっと取り出して電源を入れて(電源オンも早い)、覗けばそこはズームの世界。単眼鏡のような使い心地で、かつ写真や動画も撮れるハイブリッドさが持ち味です。想定シーンはスポーツ観戦などですけど、このサイズであれば持ち歩いてスナップ的に使ってあげたい。

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Photo: ヤマダユウス型

シャッターや録画のボタンが下にあるというのも、上手い配置です。400mmでもほとんどブレを感じない強力な手ブレ補正もさることながら、この握りの良さもホールディングの安定性に貢献しています。ちなみに手ブレ補正はデジカメとは基準が異なるため、段数による測定は難しいとのこと。体感ですが、400mmでわざと手をブルブルさせてもほとんど気にならない安定っぷりでした。

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Photo: ヤマダユウス型

接眼レンズには、デジカメや双眼鏡のようなアイカップはありません。この硬い部分に目を直接押し当てるのは、すこーし気になりました。なので、目を接眼レンズから数cm離して使ってみましたが、わりと問題なく使えますね。目に押し当てた方がブレも少なく安定しますが。

また、スマホアプリ「Canon Camera Connect」と接続すると、ライブビュー表示やリモートシャッターも可能に。珍しい機能ではないものの、400mmや800mmの世界をスマホ画面に表示できるのはかなり面白い。良いですよ、この連携。

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Photo: ヤマダユウス型

これ、奥にある帽子を400mmで表示しています。本人が見てる映像をライブビューで映すことで、その場にいる他の人とも視界を共有できるメリットがあるんです。スマホではなく大画面のタブレットに表示させたらもっと楽しそうだな……むしろ撮影者より鮮明に見れる可能性もある

画質の確認はできませんでした。センサーサイズ1/3は、iPhone 7やiPhone 8と同じ大きさ同じなので、画質的にはミラーレスほどパッキリではないかと。暗所耐性は、レンズを暗い部分に向けるとカラーノイズと表示ラグが確認できたので、これもスマホカメラの使い心地に近いと思います。

見えない世界を見せてくれる、それがズーム

以前、カメラにあまり興味がない友人に一眼レフを貸したところ「ズームで近寄れるのが楽しい」と言っていたのを覚えています。その時は18-135mmの標準ズームを使っていたのですが、遠くのものが鮮明に見えるというのは、やっぱり楽しいんだな、と。

というのも、ある程度カメラをやっている人であれば「自分は望遠ズームはいらないなぁ」と考えたことがあると思うのです。理由は、望遠が必要になるようなモノを撮らないから。スポーツや飛行機、鉄道、野鳥など、望遠ズームはわりと決め打ちで用いられるレンズで、利用シーンを想定していない場合、わりと持て余しがちです。

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Photo: ヤマダユウス型

でも、望遠の視界ってシンプルに楽しいんですよね。虫眼鏡とか顕微鏡とか、なんだかワクワクしません? 「PowerShot ZOOM」は、そうした望遠の面白さをポケットサイズに詰め込んだカメラです。400mmのレンズを常備するのは厳しいけど、このカメラならそれができる。

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Photo: ヤマダユウス型

ちなみにサイズ感はリコーのコンデジ「GR III」より少し小さいくらい。この2台を持っているだけで、高画質な広角と圧倒的な望遠域をカバーできちゃうんですよ。全能感ヤバイと思うんですよ。ゾックゾクする。

Makuakeでは1,000台が先行販売されていますが、2020年9月10日18時30分時点ですでに残り500台を切っています。ほら、やっぱり望遠に憧れてる人っているんですよ!

Source: Makuake

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