ホバーボードが発端で悪行が明るみ出た歯科医、判決が下される

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ホバーボードが発端で悪行が明るみ出た歯科医、判決が下される
Image: Seth Lookhart’s Dental Office via Gizmodo US

ホバーボード(またの名をバランススクーター)ほど、燃料を投下し続ける呪われたガジェットってあるんでしょうか。たび重なる発火事故で悪名をとどろかせてから早数年、再び話題に上りました。先日、ホバーボードに乗ったまま患者の歯を抜く動画から違法行為に注目が集まったアラスカ州アンカレジの元歯科医Seth Lookhartに禁錮12年の判決が下されたのです。同容疑者は1月に医療幇助詐欺、詐欺行為の計画、違法な歯科行為と過失傷害を含む46件の重軽罪で有罪判決を受けています。

Lookhart容疑者はアラスカ法務局からの声明文いわく、執行猶予が8年つきの懲役20年の判決を受けたとのこと。不祥事を起こした同歯科医は10年間の保護観察処分を受け、その間は医療行為を行なえないとも言い渡されました。地元のニュースサイトKTUUによれば、同州は同容疑者の医師免許を永久に取り消すこともできるとか。

何やったらそんな判決を食らうの?

バランススクーターが大流行していた2016年、Lookhart容疑者はホバーボードに乗ってグラグラしながら抜歯治療を行なうことに。撮影された動画には、同容疑者が鎮静状態の患者の口から歯を抜いて勝ち誇り、その後オフィスの廊下へとホバーボードのまま移動してガッツポーズをする姿が収められていました。 起訴状によれば、同容疑者の行動は「歯科医療の職業上の基準を少しも守らず」そして複数の「歯科業務の外部の人間」と動画をシェアしていたとか。

Lookhart容疑者の件がバイラル化したそもそも原因はホバーボードに乗っての医療行為ですが、総額200万ドル近くの不正なメディケイド費用を得るために患者に不要な鎮痛剤投与を行なっていたことに当局が気付いたのです。当局いわく、彼はこの詐欺についてメールの中で「治療の新しいやり方」を提供しているとぶっちゃけていたとか。高等裁判所のMichael Wolverton判事が法廷で「Lookhart自身のメール、写真と動画によって、大抵は事細かな点まで圧倒的な量の証拠が確認された」と語っていたことが声明文では引用されています。

裁判では被害者のうち数人が証言台に立ちました。問題の動画の患者だったVeronica Wilhelmは法廷でLookhart容疑者に向かって「歯を抜いたことに関しては悪く言うつもりはありません。感謝していますが、あなたがやったことは非常識で自己中心的で、狂っていたと思います」と言い放っていました。

Video: Inside Edition/YouTube

Source: wired, documentcloud, Alaska Department of Law(1, 2), KTUU, arstechnica, YouTube

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