15歳が始めたバイデン氏応援アカウント、公式アカウントになっちゃうほどに超成長

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15歳が始めたバイデン氏応援アカウント、公式アカウントになっちゃうほどに超成長
Image: @votejoe/Instagram

バイデン陣営のうまさよ!

選挙活動においてインターネットを使うのは今や当たり前。むしろ、当たり前じゃなった時代がそう遠くないことに驚きますけれど。大統領選挙でSNSを効果的に利用したと、当時とても話題になったのが第44代大統領のオバマ氏。そのオバマ氏の右腕として副大統領をつとめたジョー・バイデン氏。今、トランプ大統領とバチバチの大統領選を繰り広げていますが、これまたSNSがお上手。オバマ氏時代からアップデートされ、より今ぽい使い方してるかも。

バイデン陣営関連の公式Instagramアカウントには、バイデン氏自身の@joebidenと、ランニングメイトであるカマラ・ハリス氏の@kamalaharrisがあります。ここにブルーバッヂ付きでプラスされたのが、サポーターアカウントの@votejoe。この応援アカウント、実はバイデン氏の支援者が個人的に始めたものなんです。この支援者、15歳です。

アカウントがたったのは今年前半。当初は@TeamJoeBidenというアカウント名でした。アメリカでは、秋の選挙戦を前に、夏休みを利用して選挙関連のボランティアを行なう学生が多くいます。アカウントを作成した15歳も、夏休みの間、さまざまな応援・情報拡散コンテンツをポストしてバイデン氏の応援活動を行ないました。そのかいあって、フォロワー数は8万5000人にまで急増。そこに目をつけたのがバイデン陣営です。アカウントを運営する15歳に連絡をとり、公式アカウントとして運営を譲ってくれないかと持ちかけました。もともとバイデン支持者の15歳の返事はもちろんYES。

バイデン陣営に運営がスイッチするタイミングでコンテンツの整理が行なわれたものの、元運営者の15歳は、バイデン陣営のソーシャルメディアチームの一員として、今も放課後コンテンツ作りに参画しています。現在、公式Instagramアカウント@votejoeのフォロワーは9万4000人。

すでに多くのフォロワーを持っているアカウントを買い取る・譲り受けるというのは効率的、かつ人気アカウントに乗っかる非常に今ぽいやり方です。人気アカウントに公式を宣伝してもらうよりも潔し! また、そもそもの運営が支援者であることから、ファンを巻き込むという意味でもプラス。パブリックイメージもいいですよね。その上、SNS上手な10代若手までチームにスカウトできて、どこまでもウィンウィン! まさに巧み、感心いたしました。

2020年大統領選挙は、コロナパンデミックの影響で支援者にリアルで会う機会がへっており、あつ森含めネット活動が大きく影響しそうです。

Source: The Verge