Proデザインの新型「iPad Air」が出たいま、僕らはどのiPadを買えば良いのか?

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  • author 小暮ひさのり
Proデザインの新型「iPad Air」が出たいま、僕らはどのiPadを買えば良いのか?
Image: Apple

新たなスタンダードラインの登場で波乱の予感。

2年前にiPad Proのデザインが大きく変わって以来、そのほかのiPadは時代に取り残されている感がありました。基本的なデザインは昔から変わらず、使えるApple Pencilも第一世代のもの。しかし新しく発表された「iPad Air」はiPad Proのようなに角ばったデザインになり、いよいよこの姿がiPadのスタンダードになるという印象を受けますね。

確かに6万円と買いやすい価格で、中身は最新のA14 Bionicチップ、デザインも新しくなって、Pro用の最新の周辺機器も使える!って考えると、まさに今回のiPad AirはiPadにおける真のスタンダードモデルなことは事実。

でも、無条件で新しいAir買っとけ!ってなるかといったら…さて、どうでしょう?


Airを狙う人はProを触ってはいけないのかもしれない

11インチiPad Pro(第2世代)とiPad Air(第4世代)の比較
Image: Apple

やはり多くの人が悩むと思うのがiPad Proとの比較。iPad AirがPro風に変わったとなると、Airを狙っている人は同時にProも選択肢・比較対象に入ってくると思います。

画面サイズが0.1インチ小さいこと(iPad Pro 11インチ、iPad Air 10.9インチ)は、微々たる差だと思うので、焦点はProMotion(120Hz)ディスプレイの有無でしょう。iPad Airの“120Hz非対応”を許せるか?ですね。

iPad Proの120Hzを体験したことがないのであれば、おそらくそのままProを触らずにAirを選んだほうが幸だと思います。理由はシンプル、Proのヌルヌルとしたスクロールを味わうと、絶対にProが欲しくなっちゃうから。そのくらい120Hzは甘美です。

他にも最新のiPad Proには広角カメラLiDARスキャナが付いていたり、4スピーカーだったり(Airは2スピーカー)、ストレージのスタートが128GBだったりと、やはり上位モデルなりの違いがあります。


A14 Bionicの性能次第で評価は変わるかも?

第4世代iPad AirのA14 Bionicの性能についての画像
Image: Apple

しかし、iPad Airに搭載されたApple最新のプロセッサ「A14 Bionic」も気になります。

1世代前のiPad Airが搭載していた「A12チップ」と比較してCPUは40%向上、GPUは30%向上、機械学習は10%向上。実質どのくらい速いのか?はベンチマークや実作業をしてみないと判断できませんが、もしiPad Proにカスタムされたチップ「A12Z・A12X」といい勝負できるのであれば、ハードな作業でも耐えられるiPadとして、ある程度Proを食えるのでは?といった期待感もあります。

ProMotionの滑らかさは不要として、処理速度とコストとのバランスを求めるといったニーズなら、コスパの良いセミプロ的な位置づけとして、iPad Airチョイスも悪くありません。ただ、具体的な数値が出てからの判断となるので、引き続きAirの情報を集め続ける必要があります。


ではAirとProの価格差はどう?

ここもすごく大事な価格面での比較です。

・iPad Air(64GB Wi-Fi)…6万2800円(税別)から

・iPad Pro 11インチ(128GB Wi-Fi)…8万4800円(税別)から

最小構成ですとAirの方が2万2000円も安くあがります。ストレージを上限の256GBにしても7万9800円なので、それでも11インチProよりもお買い得。

これだけの価格差があると、A14への期待を込めつつ、ProMotion(とLiDAR)を諦めてもいい=Airを選ぶという選択肢が太くなってきます。浮いたお金で周辺機器(Magic Keyboardやスマートキーボード)もポチれる余裕も出てきます。

こう考えると、本格的な作業を、タブレットでも取り組みたい。できれば、コストを抑えつつ。といったニーズには、新しいAirは最適です。

以前からAirはその立場を担う端末でしたが、今回デザインがProベースになったことで、「Airのデザインは古いしなぁ」という敬遠要素が取っ払われました。冒頭でも言ったようにこのスタイルがスタンダードとなるのです。

結果として、無条件でAirを選んどけ!とはならないものの、これまで以上に、Airという選択肢が強く・太くなったのは間違いありません。Proを狙う人が割り切りのもとで選ぶにしてもアリですし、無印iPadから背伸びして手をのばすにしてもアリ(かなりコストはかかりますが…)。Airはどちらのニーズにもしっかりと応えてくれる1台なのだと思います。まさにベストミッドレンジ。


余談:ちょっとまって、iPad Proの2018年モデルってアリじゃない?

iPad Pro 2018年モデル整備済製品の画像
Image: Apple

最新のiPad Air vs iPad Proでバトっていた中で、また問題を難しくして!って怒られそうなんですが、気がついてしまったので言わせてください。

今在庫は無いんだけど、2018年のA12Xを搭載した「11インチiPad Pro(64GB Wi-Fi)」のApple整備済みモデルが5万7800円(税別)でした。

120Hzでヌルヌル動くProがAirより安く買えるチャンスがある(整備済み品なので常時買えるわけじゃありません)と思うと、悩んじゃいません?

発表される前は、「とりあえずAirだ!」って、買う気満々だったんだけど、今では「A14 Bionic vs A12Xとのベンチマーク勝負を見てからジャッジしてもいいのでは?」「整備済みProの在庫復活待つか?」と一転して慎重姿勢となってしまいました…。

Air買う気だった人、これ読んで余計に迷わせちゃったら本当にごめんね。僕は…とりあえずベンチ待つわ!

Source: Apple

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