超サイヤ人モードで爆走!?
遠い昔に思い描いた未来的な2020年像を創造する、というバイクメーカー、NOVUSが、自転車にインスパイアーされた軽量EVバイクを生み出しました。カーボンファイバーをふんだんに使い、フロントフォークがモノサス、そしてボディーの真ん中にデッカい穴が空いた先進的な姿が印象的です。
まずサイズは全長184cmで全幅76cm、そして高さが94cmで重さが75kgと成人男性みたい数値です。一方で性能は、18kWのハブモーターにより最高時速が120kmで走行範囲が100km。また時速0~50kmまでにかかるのは、わずか3秒ととても軽快です。
こだわりの炭素繊維フレーム
空気力学を考えると、真ん中の穴はない方が良さそうな気が…。ですがこのデザインはモノコック構造になっており、カーボンファイバー製なのでフレームのみの重さは7kgという軽さを実現。にも関わらず125kgまでの耐荷重となっています。
そして配線はそのフレーム内を通り、後輪のハブモーターが18kWで最高トルク200Nmを叩き出すのです。
出力モードは孫悟空の髪型で分かる

スマートフォンがあればキーレス起動ができ、『ドラゴンボール』悟空の髪型をアイコンにした3つの走行モードで走ることができます。ひとつめはパワーを40%に絞った「BASE」モードで、通常の髪型が白色で表され、次いで70%の「SUPER」モードで黄色く逆立った超サイヤ人の髪に、最後は制限なしで赤い髪の「GOD」モードとなっています。
その他、専用アプリでは速度や距離だけでなくナビな設定画面など、バイクの総合的なコントロールが可能になります。
目玉が飛び出る超セレブ価格
色はクリスタル・ホワイトと、ロイヤル・ブルー、マグマ・レッド、ホライゾン・シルバー、サンパワー・ゴールドの5種類でいずれも39,900ユーロ(約497万円)。そして付加価値税など諸々込みだと46,284ユーロ(約577万円)というビックリ価格になっています。また購入前には、返金可能な頭金の1,000ユーロ(約12万4700円)を振り込む必要があります。
誰が買うのかはさて置き、まだ今の時代はEVバイクを作って販売することに意義があるのかもしれませんね。