完全にギャグ…と思いきや笑いごとじゃなさそう!
発表されるやいなや、AppleのAirPodsに激似と言われたOnePlusのワイヤレスイヤフォンOnePlus Buds。まさか政府レベルでそっくりとは。
国土安全保障省の一部門である米国税関・国境警備局(CBP)。ジョン・F・ケネディ国際空港での任務で、香港から2,000個輸入された偽AirPodsを押収したという発表がありました。価格にして39万8000ドル(約420万円)。大したもんです。でもね、これ偽AirPodsじゃなかったの。なんと、OnePlusの正規商品OnePlus Budsだったんです。いや、限りなくAirPodsに近いけど!
米国税関・国境警備局の「偽AirPods」押収をツイートは、リプライが祭状態に。当局へのつっこみあり。「マネするからこうなる」というOnePlusへの批判あり。OnePlus公式もリプしており「ちょっと、返してよ!」と。このOnePlusのさらっと対応好きだわ。
ちなみに、OnePlus Budsは79ドルなので、押収したプロダクトは15万8000ドル相当となります。
Hey, give those back! ?
— OnePlus USA (@OnePlus_USA) September 14, 2020
さて、これ「間違えたー!」の笑い話で終わっていません。Twitterでつっこみ殺到後、CBPはThe Vergeの取材にて「AppleのAirPods登録商標に違反する」という理由で押収したと回答。つまり、どこどこの正規品だった以前に、CBPがチェックすべきはAppleが商標登録している形状を模した非Apple製品なのかというところ。そして、これに基づき激似のアイテムが取り押さえられたのだと。
…波紋が広がりそうです。
Source: CBP