EZ。
去年のスマホをレビューしていて一番楽しい時間を過ごせたのは、ずばり「ROG Phone II」を試用している時でした。もうね、ROG Phone IIがゲームだ!ゲームだ!と叫んでくるんですよ。
スマホ本体はものすごく愚直にハイスペックゲーミングを追求。それだけでなく、後からつけるアクセサリーもゲームパッドだ!2画面アタッチメントだ!とアホみたいにゲーミングしか見ていなくて。
これがもう愛おしくて愛おしくて。
今日はその後継機……ROG Phone 3のお披露目です。日本でも発売が決定しました!
サイズそのまま、スペック向上
まずROG Phone 3のサイズはROG Phone IIとほぼ同じです。高さも幅も厚さも去年から変わらずのビッグサイズ。違和感なくスマホと呼べるサイズの上限に近い気がします。
パーツはそれぞれ順当にスペックアップ。画面のリフレッシュレートは最大144hzになり、RAMはLPDDR5 16GB、ストレージはUFS3.1で最大512GBになりました(最大容量はダウンだけどデータ転送は早くなってる)。プロセッサはもちろんQualcomm最新のSnapdragon 865 Plus。なので5Gにも対応していますよ。
残念な変更は、3.5mmヘッドホンジャックが失われた事。筐体サイズをそのままにスペックアップして、なんの犠牲もないなんてことは許されなかった…。ただしUSB-C → 3.5mmのドングルが同梱されているので、許せちゃいます。ROG製の完全ワイヤレスイヤホンに期待。
カメラは操作性がよくて、明るい場所で撮影する分には快適です。でも暗所はすこし苦手な模様。6,000mAhのバッテリーは去年から変わらずですが、タブレット級のバッテリーをスマホに積んでいるのでこれ以上を求めるのは酷というものですね。

数日触っている中で僕の一番気に入ったアップグレードはスピーカーでした。もはや高級タブレットや小型のBluetoothスピーカー並みの音を出してくれるんですよ。好みを音を出させるためのイコライザも完備していて、僕としてはこれまで聞いてきた中でスマホ界最上級。並みのラップトップよりいい音出してくれます。マジでいい。
なのでゲームだけでなく、動画や音楽などのメディア再生機としても最高クラス。Netflix(ネットフリックス)アプリが標準で入っているくらいROGも自信満々です。実際タブレットより手軽で、ベッドで寝転がりながら動画見るにはこれ以上のものはないですね。ただ手で持ち続けるには重いので、いいポジションで置く工夫は必要です。あと度々シャワー室にも持ち込みたい欲が出てくるのですが、残念ながら防水には未対応……。ASUSさん……来年はぜひ防水に!
ゲーマーの要望と向き合うソフトウェア
スマホの最高スペックを引き出すXモードは今年も快調です。プロッセッサーの限界を責めながら当たり前のように背面のロゴを光らせますし、なんだったら専用ケースの装着でドット調に換装もできちゃいます(ホーム画面の専用テーマまで用意されてて愉快)。光らせ方にも妥協しないゲーマー共和国WAY、僕は好き。
操作方法の拡充も超快調です。たとえば横に持った時にスマホの横部分が仮想ボタン化するAirTriggerでは、なんとL1/L2といった風に左右それぞれ2ボタン化できるように。それから長押しを連打に変換したり、ピンチ/ズームの入力にも対応しました。Gamegenieを活用すれば、Splatoonのコントロールみたいな傾き操作も可能になりました。そして極め付けはコントローラーの正式対応(Xbox・Dualshock 4)です。各ボタンのマッピングも自由に変えられるそうなので、もう好きなようにプレイしましょう。
アクセサリ類は今年も充実していて、去年ROG Phone IIで使えたものはほぼ全部ROG Phone 3でも使えます(上動画参照)。同じ筐体サイズなのがここで生きる。
あと、たまにゲーム中にちょっと調べ物したいからブラウザーを開いたりする時あるじゃないですか。ROG Phone 3ではゲームアプリを落とすことなく、ちょっと触りたいアプリをウィンドウで浮かせられるようになりました。電卓アプリとかSNSとかも対応しているので、可能性無限大。ロード時間の有効活用は課題だったんだよなー。
日本での発売は、RAM 16GBモデルが12万9800円(税抜き)、RAM 12GBモデルが11万9800円(税抜き)、9月26日(土)からです。
高いっちゃ高いですが、パフォーマンスを見ると安いぜ。