ポケットサイズのα7IIIだなんて、信じられる? ソニーのフルサイズミラーレス「α7C」

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  • author ヤマダユウス型
ポケットサイズのα7IIIだなんて、信じられる? ソニーのフルサイズミラーレス「α7C」
Photo: ギズモード・ジャパン

あまりに軽すぎてセンサーサイズを疑うほど。

以前からウワサされていたソニーのフルサイズ入門機の全貌が明らかになりました。新型モデル「α7C」。C(Compact)の名を冠した7シリーズの末子であり、小型軽量と充実スペックを実現させたモデルです。

これは廉価版じゃあない

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カラーはブラックとシルバーの2色。スペックをざっと書きますね。

質量:509g

寸法:高さ71.1mm、横幅124.0mm、奥行き59.7mm

イメージセンサー:35mm裏面照射型

有効画素数:2420万画素、ダイナミックレンジ15ストップ

ISO感度:100-51200(拡張50-204800)

ボディ内手ブレ補正:5.0段分

測距点:693点像面位相差AF、カバー率93%

トラッキング:リアルタイムトラッキング

液晶モニター:バリアングル

連写:10コマ/秒

動画記録:最大4K30p / HLG / S-Log3 / S-Log2

外部マイク:ECM-B1M、XLR-K3Mに対応

Wi-Fi:2.4GHz、5GHz

カードスロット:シングルスロット

バッテリー:NP-FZ100、液晶モニターで740枚、ファインダーで680枚

要は、誰もが望んでいたミニα7 III、あるいはフルサイズ化したα6600です。立ち位置的にもこれら2モデルの中間を意識していて、α7IIIとの比較では質量78%・体積81%、α6600との比較では質量101%・体積110%と、非常にコンパクトなフルサイズであることがわかります。

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上がα6400、下がα7C。ともにペンタ部がない矩形シルエットなのは同じですが、腹に抱えてるセンサーの大きさは確かに違います。車や航空機に用いられているモノコック構造を採用し、耐久性と小型軽量を実現。なんなら体積が大きい分α7Cの方が軽く感じますね。

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左がα7C。録画ボタンが独立しました。

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α7 IIIとの比較。同じ7シリーズでもサブダイヤルは親指側のみ。

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背面。AF-ONボタンは選択しているフォーカスモードに関係なく、押すだけでリアルタイムトラッキングが作動します。親指グリップ部分の持ち心地も良好でした。

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左側面には端子類が集合。ここにカードスロットがあるということは、つまり右側面にはなにもありません!

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グリップのシボ加工が大きく変わりました。α7 IIIはレザー感がありましたが、α7Cは均等なドット配置に。こちらも持ち心地良好で、軽さも相まって片手でガンガン振り回せます。

ほんとのほんとにフルサイズ?

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思わずそう聞いてしまいたくなるほどコンパクトです。構えた時のサイズ感はこの通り。被写体への圧迫感なさすぎでは? 15ストップの豊かな階調とリアルタイムトラッキングが、この大きさに収まってるというのはにわかに信じがたい……。

シャッター音は独特で、コンパクトな見た目に似合わず芯のある音。シャッターユニットは新規開発で、軽い音というよりかは壁をノックした時のようなコッという音でした。α7Cの個性になりうる要素かと。

AFの食いつきは文句無し。ぐるっと回転しても追従してくれます。懸念していた光軸のズレは、いざファインダーを覗いて撮影してみると、それほど気にはなりませんでした。α7IIIと比べるとファインダー倍率は小さく感じるものの、見づらいというほどでも。このへんはα4桁シリーズの使い心地と近いですね。

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レンズを外せばジーンズのポケットにもこの通り。sigma fpのフルサイズinポケットにも似た、ドキドキポケッタブル高画質感があります。

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発売中のシューティンググリップ「GP-VPT2BT」、ケーブル不要で接続できるマイク「ECM-B1M」などと組み合わせれば、非常にミニマムな高画質Vlog環境もこの通り。フルサイズで撮れるセルフィーVlogカメラとしては、現状最軽量かも?

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また、α7Cの小型軽量を活かすべく、新しいレンズ「FE-28-60mm F4-5.6」も同時発表。重さ167g、収納時の全長45mmと、世界最小のフルサイズEマウント用標準ズームレンズです。あまりに軽いので、フルサイズ用のズームレンズということを忘れるレンズになると思います。

ポケッタブルα7という夢みたいな体験

ハンズオン中には「あ、これフルサイズだったんだ」と、何度も思い直していました。あまりにも軽くコンパクトだから、APS-Cのカメラだと思ってしまうんです。「実はこれAPS-Cだったんですよ」って言われても、納得できますもん。でもフルサイズなんだもんなぁ。

ボディ本体の軽さだけならEOS RPやsigma fpなどの方が400g台と軽量ですが、フルサイズはレンズも大きくなる運命ですから、総じてそれなりの重さになってきます。そういう意味では200gをきっている新レンズも画期的。既存のα系と組み合わせても良いですね。

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なんにしても、このコンパクトボディにフルサイズセンサーが入っていて、像面位相差AFで狙った獲物をビシバシ追いかけていくのは、とてつもなく全能感に浸れる体験です。GMレンズでのセルフィーも余裕ですからね、贅沢ぅ〜。

市場推定価格は、ボディ単体で約21万円、28-60mmレンズキットで約24万円、発売日は10月23日(金)。レンズ「FE-28-60mm F4-5.6」は希望小売価格約6万円で、2021年春発売予定。ぶっちゃけ、この性能でこの価格はバーゲンだと思います。フルサイズミラーレスのステージが、また一段進んでしまいましたよ。

α7C ほしい?

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