大画面の迫力を、映像体験をレベルアップ。
昨今のコロナ禍の影響で、巣ごもりも増えています。「休日は部屋を真っ暗にして、プロジェクターの大画面で映画を楽しむ」といった、ちょっとした非日常体験をエンジョイしている人も多いかもしれません。我が家もたまにやるんですが、テレビで見るのとは違った特別感があって、妙にワクワクするんですよね。
こうした、大画面プロジェクターな体験を、もう1段…。いや、10段階くらい一気にレベルアップ(高画質化)できそうな新製品が登場します。
ソニーのAV用プロジェクターのミドルレンジを担当する2機種が、さらなる高画質化を遂げてリニューアルされたのです。
高輝度なレーザー光源タイプ「VPL-VW775」

まずは本格派の中でもミドルレンジを担当する「VPL-VW775」。2017年に発売された「VPL-VW745」のアップデートモデルとなります。
VW745から引き続き、ソニー独自のネイティブ4K(4,096×2,160)パネル「4K SXRD」を採用。おなじくソニー独自の「Z-Phosphor レーザーダイオード」光源を採用したレーザー光源タイプで、輝度は2,000ルーメン。スペック情報を見ると、ダイナミックコントラスト比は「無限大:1」となっています。無限て。いや、無限て…(混乱中)。
その他多くの仕様は旧モデルと同じですが、新しく「ダイナミックHDRエンハンサー」機能が追加されていて、明部も暗部も表現力が向上しているとのこと。


「ダイナミックHDRエンハンサー」は、新LSIによってフレームごとにダイナミックレンジを調整し、明るい領域をより明るくし、黒をより沈み込ませます。これによりHDRコンテンツの表現を崩さず、美しく見やすい最適なコントラスト表現が可能になったそうな。
パネルに光を反射させて投影するという特性上、プロジェクターは、映像に明暗の差が出にくい印象があったけど、そうした弱点も潰してきたわけですね。これは実際の映像をチェックしてみたいですねー。旧モデルやエントリーなプロジェクターとどのくらい違うの?って探究心と好奇心をくすぐられます。上手いなソニー…。
して、気になるお値段。価格はオープンですが、市場想定価格は148万円前後です。ええ、だから言ったじゃないですか「本格派」だって(ミドルレンジなのでさらに上があるけど、それはまた別の機会にでも…)。
高画質テクノロジーにも対応したランプ光源モデル「VPL-VW575」

同時発表された同じくミドルレンジの「VPL-VW575」は、2018年発売の「VPL-VW555」の後継機。
こちらも同じく4K(4,096×2,160)パネル「4K SXRD」を採用した4Kプロジェクターとなっています。水銀ランプモデルなので、輝度は1,800ルーメン、ダイナミックコントラスト比は「35万:1」。
「VPL-VW555」からの進化点としては、「VPL-VW775」にも新採用された「ダイナミックHDRエンハンサー」を装備しています。

また、上位のレーザー光源モデルに装備されていた、デジタル処理で解像感を向上させる「デジタルフォーカスオプティマイザー」を、ランプ光源モデルとしては初搭載(VPL-VW775にも搭載しています)。さらなる高画質化が図られています。
価格はこちらもオープン、市場想定価格は80万円です。さっきの値段を見てからだとなんだか安く思えて…いや、ごめん。どうだろう。
巣ごもり増えた現代での、レベルアップした非日常体験としてアリ?
どちらも軽自動車買えちゃうお値段なので、よし買うかー!でポチれるものじゃないのは確か。
でも、ソニーのプロジェクター技術がブラッシュアップされたリニューアルだというのも確かで、ひょっとしたら、僕らが持っているプロジェクターのイメージが変わるかも?な期待感がありますね。
また、巣ごもりが増えたこの時代だからこそ、ニュースを見流すいつものテレビとはちょっと違う、プロジェクターの大画面という非日常体験にコストをかける選択もありなのでは?とも思うんですよね(どれだけコストをかけるのか?の塩梅は人それぞれですが)。
「VPL-VW775」は9月18日発売、「VPL-VW575」は10月9日発売。プロジェクター設置店舗はこちらから調べられます。非日常体験のレベルアップを狙う人は、まずは威力偵察に行ってみるのも一興かと!
Source: ソニー