見やすい表示とSOSボタンも。
中国広東省の電気機器メーカーTCLが、ドイツで開催された「IFA Berlin 2020」にて新製品をいくつか発表しました。そこに登場したのは、高齢者向けのスマートウォッチ「MOVETIME Family Watch MT43A」。
一人暮らしのお年寄りが多いのは、世界中どこでも同じようで、彼らはそんな老いた親を心配する子供も安心できるよう、この腕時計を作りました。
1時間に及ぶ発表会でしたが、このスマートウォッチは56:07辺りから紹介が始まります。
お年寄りに特化した機能いろいろ
このスマートウォッチは心拍数計が内蔵されており、心拍数が速かったり遅かったりするとアラーム音が鳴るようになっています。そして電話機能もあるので、子供や孫、担当医などと会話することができます。また転倒を検知すると緊急連絡先に電話をかけられ、SOSボタンを搭載しているので、緊急時には自ら助けを呼ぶことができます。
さらにMashableによりますと、薬のリマインダー機能もあるとのことなので、日常的に薬を飲んでいる方々は飲み忘れがなくなるので便利ですね。その他、よくある活動記録や睡眠の追跡も行なえるとのこと。見た目はApple Watchのようですが、アイコン類や表示が大きく見やすいのも特徴です。
そして価格は、ヨーロッパで229ユーロ(約2万8800円)。第4四半期(10~12月)から発売されるとのこと。こういうお手頃なウェアラブル・デバイスを待ち望んでいた人たちは多いのではないでしょうか。
ちなみに子供向けの「MOVETIME Family Watch」は、親が位置情報を確認できるのですが、たとえ高齢者向けでもこの機能は欲しいかなと思います。それなら何かあったときに居場所がわかっていいですよね。