オーラルB「iOシリーズ9」レビュー:プレミアムな電動歯ブラシ。コスパは?

オーラルB「iOシリーズ9」レビュー:プレミアムな電動歯ブラシ。コスパは?
Photo: Catie Keck/Gizmodo

「オーラルケア・パーソナルコーチ」っていうアイデアは大歓迎なんですけどね!

"歯磨きの癖"って人それぞれ、どうしてもあるんじゃないかと思っています。個人的にはフィリップスのソニッケアを3年使ってきて基本的に文句なしなのですが、それでもやはり電動がゆえ、歯磨き中にボーッと歯にブラシを当てていたら「あれ、いまずっと下の歯ばかり磨いてたかも」「右上の歯ってもうやったんだっけ」なんて思うことも多々あり…。

ブラウンオーラルB「iOシリーズ9」はAI搭載、リアルタイムで磨き方をガイドしてくれるのだとか。「自分の磨きグセが可視化される」という特徴は非常に気になりますが、実際に使ってみるとどうなのでしょうか...? 米Gizmodoが製品をレビューしています。


約1年半前、初めて電動歯ブラシを購入しました。「Quip」という55ドル(約5,800円)のもので、価格のわりに非常によかったんです。ただ、歯の健康を考えるともっと長期的な投資をしてもよいかなと思っていて、300ドル(約3万2000円)のオーラルB電動歯ブラシ「iOシリーズ9」を見つけたときはもうこれで自分の口腔衛生は見違えるほど改善されるんじゃないかと期待していました。ところが実際に数週間ほど使ってみると、思わぬ壁にぶち当たることに…。

ブラウンオーラルB電動歯ブラシ「iOシリーズ9」

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Photo: Catie Keck/Gizmodo

これは何?:AI搭載充電式電動歯ブラシ。

いくら?:300ドル(約3万2000円)。

好きなところ:あらゆる歯磨きのニーズに対応した多彩なモード。ポータブル充電ケース付属。

好きじゃないところ:アプリが不格好。ブラシのコスパが微妙。

他シリーズとは、どう違う?

まずは、300ドルの電動歯ブラシで何が得られるのかについて。シリーズ7(200ドル・約2万1000円)やシリーズ8(250ドル・約2万6500円)と比べてもっとも異なるのが、モニターできる範囲。シリーズ7と8は6つのゾーンをモニターできるのに対して、シリーズ9は16のゾーンに対応。シリーズ8と9は(比較的基本的な)カラースクリーンなのに対し、シリーズ7は白黒。また、シリーズ9には7種類のブラッシングモードがあるのに対して、シリーズ7は5種類、シリーズ8は6種類となっています。

携帯用の充電ケースが付属しているのは、シリーズ9のみ。シリーズ7〜9すべてに付属されている磁気充電スタンドはコンパクトで、洗面台の限られたスペースでも置きやすくなっています。ブラウンいわく、1度の充電(約3時間で完了)で約2週間持続するといいます。同社広報担当者によると、バッテリーの寿命はシリーズ7と8で同じとのこと。

今回レビューするiOシリーズ9は、300ドル。電動歯ブラシで50〜100ドルの差は大きいと思っています。レビューでは、コスパ、きれいに磨けるか、使いやすいかに注目しました。

使っていて「?」に思ったこと

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Image: Catie Keck/Gizmodo

この電動歯ブラシで気に入ったところはたくさんあったのですが、アプリに関しては例外。そもそもなぜこの歯磨きにアプリが必要なのかというと、目標を設定したり、歯磨きを長期的にトラッキングしたり、"磨きグセ"を特定したり、好みの設定に合わせたりすることができるとか(最後の項目についていえば、接続・再接続を繰り返してみてもなぜかうまく動作しませんでしたが)。

目標に関しては、たとえばホワイトニング、虫歯、舌クリーニングなどに対して、アプリ内でメダルを獲得することができます(個人的にはあまり興味を見出すことができなかったのですが、人によっては目標を意識して楽しく歯磨きできる仕掛けになっているのかもしれません)。

正直なところ、最初のチュートリアルはいつ・どこで必要以上に強く磨いていたかがわかるのが便利な印象でした。でもそれ以外で(少なくとも自分にとっては)アプリが役立つとは思えず…。

なぜかというと、アプリを開かなくてもデバイスで知りたいことのほとんどがわかるようになっているんです。ブラシのリング部分が緑に点灯するとうまく磨けていて、赤いライトだと強く磨いていることを意味します。

もうひとつこの歯ブラシで困ったのは、ランチ後などサッと歯を磨きたいときには嫌な顔をされるリスクがあるんです。2分以上磨くとニッコリスマイルフェイスが表示されて、ちゃんと磨けたらパーソナルコーチの目が星になっていたりするんですけどね。

おなじみの、丸みを帯びたブラシ

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Photo: Catie Keck/Gizmodo

多くの電動歯ブラシではすでに標準機能とはなっていますが、オーラルB「iO シリーズ9」でも30秒ごとに次のエリアへ動かすよう通知されます。2分経過すると、長めの通知がありますが、ブラシは振動し続けます。

7種類のモードには、標準クリーンモード、歯ぐきケアモード、しっかりクリーンモード、舌クリーニングモード、やわらかクリーンモード、ホワイトニングモード、超やわらかモードがあります。ホワイトニングモードは頭蓋骨まで揺れるような感覚になりますが、それも慣れれば平気です。

iOは、他のオーラルBシリーズと同様に丸みを帯びたブラシの形状になっています。これによりすべての領域に到達しやすく、マイクロ振動でディープクリーンが可能になっているとのことですが、実際の印象は少し違いました。というのは、ネック部分が太く奥歯に届きづらいなと思ったんです。口が小さめという人にとっては、この形状は必ずしも快適ではないかもしれません。でも、これもあくまで個人的な意見なのと、公式サイトでは数週間ほどシリーズ9が売り切れ状態だったこともあったのでおそらく同じ問題を感じたユーザーはそう多くないのかもしれません。

よかったところ

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Image: Catie Keck/Gizmodo

さて、ここまででシリーズ9のアプリやデザインについて個人的に気になることを綴ってきましたが、ブラウンオーラルB電動歯ブラシiOシリーズ9は非常によ’い電動歯ブラシであることには間違いなしです。この電動歯ブラシを使うと、よりよい歯磨きの仕方に関するヒントや、歯科医院に行ったあとのようなスッキリ感が得られます。

もちろん、それも好き嫌いがあるとは思っています。私は数週間シリーズ9を使ったあと、もともと使っていた「Quip」に手を伸ばしたこともありました。それは、鏡に歯磨き粉が飛ぶくらいのダイナミックな歯磨きタイムをいったんお休みして、簡単に磨きたいなと思う瞬間があったから。

もし、あなたがこの電動歯ブラシを買おうと思っていて予算にも余裕があるのならば問題ないと思うのですが、一方ですべての人にとって300ドルという値段を出して買うべきとは思えません。歯を磨くだけのデバイスなのに、Apple Watch SEのような多機能なガジェットよりも高価なのはやはり気になります。

もし、プレミアムな電動歯ブラシの世界に足を踏み入れるには金銭的にちょっと…と感じる人は、オーラルBのジーニアスシリーズもあります。AI機能こそありませんが、低予算かつ優しい振動で歯科ケアできます。

メモ

・iOシリーズ9は、持ち運び可能充電ケース、磁気充電スタンド付き電動歯ブラシ(300ドル)。

・4つのブラシヘッド付属。センシティブ向け、舌クリーニング用を含め合計7種類のブラッシングモードあり。

・アプリで普段のブラッシングの癖(よく磨けていないところ)などが分かります。が、2分間の歯ブラシタイム中、スマホをじっと見ていないといけないので、使わない人もいるかも。

・300ドルという価格は、歯を磨くというひとつのことだけができるガジェットにしては少々高め。

オーラルB「iOシリーズ9」 ほしい?

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https://www.oralb.braun.co.jp/ja-jp/products/electric-toothbrushes/oral-b-io-series-9-electric-toothbrush

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