監視されているウェブ閲覧の足跡、ブラウザ拡張機能で対策を

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  • author David Nield - Gizmodo US
  • [原文]
  • 佐藤信彦/Word Connection JAPAN
監視されているウェブ閲覧の足跡、ブラウザ拡張機能で対策を
Image: Privacy Badger


みなさんも経験ありますよね。通販サイトである商品を眺めたら、行く先々で同じ商品の広告がこれでもか、これでもか、と表示され続けたことが。ウェブ閲覧パターンに応じた動作をしてくれることは便利な反面、行動が追跡されているかと思うと、もう少し自分でコントロールしたくなります。


インターネットの世界に1歩足を踏み入れると、あっという間に行動が追跡され始めるでしょう。大抵の場合、追跡している者の正体や目的は見当もつきません。ありがたいことに、ウェブ閲覧行動というプライバシーを保護するのに、ちょうど良いツールがあります。誰が何のためにつけ回しているのかを白日の下にさらけ出せるブラウザ拡張機能が、増えてきているのです。

こちらで紹介するブラウザ拡張機能は、いずれもウェブページ内に仕掛けられた追跡コードを調べ、詳しい分析結果を教えてくれます。さらに、コードの動作を止めるなど、何らかの対処をする際にも役立つでしょう。単に、どの程度オンライン活動を監視されているか調べたい、というときにも使えます。

Privacy Badger(Chrome、Firefox、Edge)

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Image: Privacy Badger

プライバシー保護活動を展開している電子フロンティア財団(EFF)自ら開発した「Privacy Badger」は、信頼に足るブラウザ拡張機能です。とてもシンプルで使いやすく、分かりやすさを追求した作りになっていて、ウェブ閲覧中に検出した追跡コードを漏れなく、見やすく表示します。

そして、追跡を止めさせるための要求メッセージ送信も可能です。要求が無視されたとしても、同じ追跡元が3カ所のウェブサイトで無視を繰り返すと、三振アウトにしてしまいます。つまり、Privacy Badgerはその追跡コードの動作を自動的に阻止するのです。

Google Ads Transparency Spotlight(Chrome、Edge)

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Image: Google Ads Transparency

Google(グーグル)ですら、そう、あのGoogleですら、少なくとも広告の追跡状況を可視化しようとの姿勢は示すようになりました。「Ads Transparency Spotlight」は、開発初期段階にある超アルファ版で、今のところはグーグルの広告ネットワークに出稿していて、かつ、グーグルの取り組み「Ad Disclosure Schema」へ参加している広告主の広告のみを特定可能です。

その目的は、拡張機能の名前からも分かるとおり、広告と広告主の透明性(transparency)を高めること。もっとも、Ad Disclosure Schemaへの参加を増やせておらず、まだ先は長い状態です。

Ghostery(Chrome、Firefox、Edge、Safari)

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Image: Ghostery

以前から「Ghostery」は、ブラウザ拡張機能の中でも、追跡コードを対象とする追跡機能の充実度がトップクラスに高いツールです。必要に応じて追加できる(VPNなどの)有料アドオンが多数用意されている一方、基本的な機能は無料で使えます。

ウェブ閲覧中にGhosteryを開くと、そのページで実行されている追跡コードを、広告主に仕掛けられたスクリプトから、SNS関連のプラグイン、サイト分析ツールまですべて表示します。そして、お好みに応じ、各スクリプトの動作を禁じたり許可したり設定できるのです。

Disconnect(Chrome、Firefox、Edge、Safari)

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Image: Disconnect

「Disconnect」も、何年も前からウェブ閲覧の追跡行為を暴くのに使われてきた実績のある、プライバシー保護ツールです。ウェブ閲覧中にDisconnectを開くと、そのページで動いている追跡コードをすぐに全部リストアップし、広告、ソーシャル、分析、コンテンツという4種類に分けて表示します。ここから、追跡を行っている具体的なマーケティング会社について、Disconnectでさらに詳しく調べることが可能です。

追跡コードの一部またはすべてに対し、動作の停止や、特定サイトに限った動作の許可が指定できます。

Blur(Chrome、Firefox、Edge)

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Image: Blur

プライバシー保護に関する作業なら、パスワード管理からスパム送信者に対抗するメールアドレス保護まで何でも「Blur」に任せられます。なかでも、追跡コードの分析機能は一番の得意技です。

アクセスしたすべてのウェブサイトに組み込まれていた広告用追跡コードをことごとく見つけ出し、ユーザーのアカウントに結びつけられたコードの数を記録します。これにより、マーケティング業者や広告で動きの鈍くなったサイトなど、たちの悪いものを見つけ、追跡を背後で操っている業者に関する情報も把握できます。

UltraBlock(Chrome、Edge)

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Image: UItraBlock

「UltraBlock」は、ウェブ閲覧時に動作停止させる追跡ツールの詳細情報を大量に教えてくれる、洗練された本格派の広告ブロックツールです。アクセス中のページで動いている追跡コードを、そのページの動作に必要なのか、不要なのかという情報とともにすべてリスト化し、コードごとに動きを止められます。

表示される追跡コードの情報は、具体的な名称、コードの種類、対象ウェブページのどの構成要素(画像やスクリプト)に付加されているかです。

DuckDuckGo Privacy Essentials(Chrome、Firefox、Edge、Safari)

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Image: DuckDuckGo Privacy Essentials

ご存じのように、「DuckDuckGo」はプライバシー保護に特化した検索エンジンです。ただし、今ではそれにとどまらない機能を提供しています。主要全ブラウザで使える「DuckDuckGo Privacy Essentials」は、ウェブページ上で発見した追跡ツールの名前を教えてくれるだけでなく、具体的な運営会社名やウェブサイトの情報も追加し、行儀の悪いものを特定できます。

さらに、ウェブサイト内からプライバシーポリシーを探し出し、ユーザーをどのように追跡しているかや、サイト内の各ページに対する(広告表示を許可する、または許可しないといった)プライバシー設定の方法を調べられます。

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