つるーん!
ノッチなし!パンチホールなし! セルフィーカメラをスクリーン下に埋め込んだスマートフォンAxon 20 5Gが、予告通りZTEから登場しました。要するに、前面すべてがディスプレイのスマホ!
Axon 20 5Gは、6.92インチのZTE最新モデル。基本スペックは、プロセッサがSnapdragon 765G、RAMは6GBから、ストレージ容量は128GBから、バッテリーは4,220mAh。背面には4つのカメラ(64MPメインカメラ、8MPワイドアングル、2MPのマクロ&奥行きカメラ)がついており、概ね噂通りの内容になっています。名前の通りもちろん5G対応。そして、1番注目なのは端末前面、セルフィーカメラ!
世界初、カメラをディスプレイの下に埋め込むことで、全面ディスプレイのツルッツルのつるです。ZTE Mobile DevicesのNi Fei氏が「ZTE Axon 20 5GはZTEの新たなプロダクト戦略の幕開けです」と言うだけあって、テクノロジを詰め込んでカメラ埋め込みを実現しています。
5つのテクノロジで実現

ディスプレイ下にカメラをおくと、十分な光がセンサまで届かず画質に影響したり、スクリーンが画素で歪むなどの恐れがあります。ZTEいわく、こうした問題を極力解消するために5つのテクノロジを導入。より光を取り込むための有機/無機フィルムを含む透明な特殊素材。セルフィーカメラとディスプレイのカラー同期を可能にするデュアルコントロールチップとドライバサーキット。ドライバサーキットは、出来る限りカメラの影響をうけないようそのレイアウトデザインも考えられた並びになっています。ピクセルを最適化するための特殊なピクセル配列。そして、さまざまなライティング状況でパフォーマンスを最適化する自社開発のアルゴリズム。以上5人の戦士が集まって、初めてスマホ業界の新しい扉を開けたわけですね。
残念ながらというか、予想通りというか、現段階では販売は中国のみ。すでにZTE公式で予約受付が始まっており、価格は2198人民元(約3万4000円)から。
レビューしてみないことには、実際の画像はなんともいえません。ノッチ・パンチホール系スマホの画像と比べてどうなのか。それが肝です。
Source: ZTE