こういうおもしろカメラ、欲しくなるよね。
今やカメラといえばデジタルカメラなわけですが、フィルムへの憧憬というのはなくならないようです。最近は、デジタルカメラで撮影した画像をわざわざフィルム調に変換した写真が人気を集めたりしていますね。
フィルムカメラはかなり趣味性の高いものになりつつありますが、そのなかでも際だって趣味性が高いカメラが「ハイドロクローム サットン パノラミック ベルエア カメラ」です。名前、長いね。
ベルエア カメラ(Belair Camera)っていうのは、35mmフィルムを2コマ分使ってパノラマ撮影するカメラの名前で、サットン(Sutton)というのは、レンズに液体を注入して使う「サットンレンズ」のこと。これらの名前が組み合わさってるから長いんですね。
サットンレンズって何?

サットンレンズとは、レンズ内部に液体を注入するレンズ。液体をレンズのフィルター代わりに使うというわけです。液体なので写りが独特。色の付いた液体を入れればカラーフィルター効果が得られますし、液体を通すことで若干焦点距離が変わったりします。
お茶とかコーヒーとかなら、糖分が入ってないので使っても大丈夫そう。その他、水性ペンのインクなども使えるようです。
こちらで詳しく解説されているので、ご興味のある方はどうぞ。
カメラのスペック
カメラ自体は、パノラマ撮影特化タイプ。焦点距離は32mm固定。絞りはウォーターハウス式(絞り板を取り替えて変えるタイプ)となっており、F11、F16、F22、F32の4段階の調整が可能。また、ピンホールカメラとしても使えます。

あまり初心者向けとは言えませんが、今でも買える35mmフィルムでパノラマ撮影が楽しめて、その上液体を入れるという理科室の実験みたいなことができるのはそそられますね。

価格は8,980円。現在プレオーダー中で、11月下旬発送予定となっています。