AMD Ryzen 5000シリーズ発表まとめ。Big Naviのチラ見せも

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  • author Joana Nelius - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
AMD Ryzen 5000シリーズ発表まとめ。Big Naviのチラ見せも
Image: AMD

ゲーマーも自作ユーザーも大注目!

AMDからとうとうRyzen 5000シリーズの詳細が発表されました。Zen 2から新アーキテクチャのZen 3へアップグレードされたその性能に注目です。

今回のRyzen 5000シリーズで用意されたのは、4モデルのプロセッサ。11月5日から発売されるのは、以下の製品となります。

Ryzen 9 5950X:16コア/32スレッド、ベースクロック3.4GHz(ブースト時4.9GHz)、105W TDP(800ドル:約8万5000円)

Ryzen 9 5900X:12コア/24スレッド、ベースクロック3.7GHz(ブースト時4.8GHz)105W TDP(550ドル:約5万8000円)

Ryzen 7 5800X:8コア/16スレッド、ベースクロック3.8GHz(ブースト時4.7GHz)105W TDP(450ドル:約4万8000円)

Ryzen 5 5600X:6コア/12スレッド、ベースクロック3.7GHz(ブースト時4.6GHz)65W TDP(300ドル:約3万2000円)

Ryzen 5000シリーズでは7nmプロセスルールをベースにしながらZen 3アーキテクチャによって完全再設計されており、もっとも重要な刷新だと伝えています。Zen 3アーキテクチャでは2基の16MB 4コア・キャッシュ・コンプレックス(SSDからのデータロードの短縮に関わるプロセッサ)のかわりに、32MB 8コア・キャッシュ・コンプレックスを1基搭載。すべてのコアが1基のキャッシュと直接通信することでレイテンシーが低減され、PC上で実行するすべてのプログラムやゲームの処理時間が短縮されます。

AMDによると、アーキテクチャの刷新によりワットあたりのパフォーマンスは2.4倍向上し、クロックあたりの命令数も19%増加しています。さらにRyzen 5000シリーズでは電力効率も24%向上しており、Core i9-10900Kと比較して2.8倍の電力効率を実現し、1080p解像度でのゲームプレイでfpsが26%向上するとのこと。AMDがベンチマークテストとして『Shadow of the Tomb Raider』を1080pで実行しRyzen 9 3900XTとRyzen 9 5900Xを比べたところ、Ryzen 9 5900Xの方が3900XTよりも40fps高い、141fpsから181fpsになりました。

さらにAMDは「Big Navi」こと次世代レイトレーシング対応GPUもチラ見せしています。どうやら最高品質設定の4K解像度で60fpsを突破するゲームもあるようですが、『Borderlands 3』のようなタイトルはレイトレーシングに対応していません。AMDは今月末にRX 6000に関するイベントを開催するので、NVIDIA(エヌビディア)の最新世代GPUとの性能比較が注目されます。

しかし今回のイベントでもっともエキサイティングだったのは、Cinebenchで実行されているRyzen 9 5900XとIntel(インテル)のCore i9-10900Kとの比較です。Core i9-10900Kの最高周波数は5.3GHzとRyzen 9 5900Xよりも高いので、シングルスレッドの性能では及ばないケースもあるでしょう。しかし、AMDのプロセッサがより高性能になるケースもいくつかあるはずです。とはいえAMDがどのようにテストベンチを構成したかの詳細は不明なため、その他のCPUと比べてどうかも不明。

米Gizmodo記者のテストでは、i9-10900Kは5.0GHzを超えることはありませんでした。CPUの温度が最大閾値を超えていたため、ブースト技術が作動せしなかったのです。AMDのハイエンドプロセッサはi9-10900Kよりも100~200MHz遅いですが、Zen 3のアーキテクチャ設計変更でそれを補っているようにみえます。今後登場するメディアやユーザーによる各種ベンチマークテストに注目したいところです。

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