自転車のフレームってデットスペースですもんね。
走っていると次第にタイヤの空気が減ってゆく自転車。普通なら家や自転車屋さんで、または携帯用の空気入れで充填をしますが…現在KICKSTARTERでクラファンを行っている「CHOKA」という自転車のフレームは、ダウンチューブ内に予備の空気を溜めておき、パンクや空気が減ったときなどにホースを伸ばして、タイヤに空気を流し込むようになっています。
何事もデッドスペースを活用するのは良いことですが、まさかフレーム内の空洞を利用だなんて、目の付け所が違いますね。開発したのは工業デザイナーの二人組というから、なんとなく納得です。
意外と大容量のタンク
「CHOKA」が持つエア・システムは、1度の補充で2~3本のタイヤを膨らませられる容量を持っています。また補充し過ぎを防ぐ安全弁が搭載されており、常に最適な量の空気が満たされています。そしてフレームの外にはホースをグルっと巻き付けるフックが備わっており、平常時は邪魔にならないよう考えられています。

2種類が展開
ひとつはハードトレイルMTB兼エンデューロの「AGHATA」というモデルで、もう1台はロード兼グラベルバイクの「GRAVAËL」。どっちを選ぶかはそれぞれですが、サイクリング時に空気入れは要りませんね。
出資で届くのはフレームだけ
出資金は、どちらも完成品ではなくフレームのみで約12万3,400円ほどのお値段。また「AGHATA」に「Selva R」製のフロントフォークが同梱されたキットが約22万3,000円となっています。なかなかのアイディア商品ですが、届いてすぐ乗れないのはマニア向けって感じです。
とはいえ、フレーム内にエアタンクを内蔵した自転車はいろんな場面で役立ちそうです。フツーのママチャリにも普及して欲しいくらいですね。
Source: KICKSTARTER via uncrate